さがゆき、中村八大 編集ほぼ終了

otomojamjam2005-07-27

『see you in a dream』の自宅での編集ほぼ終了。それにしてもsee you in a dream・・・噛みしめれば噛みしめるほどいいタイトルだと思う。八大さんのバンドの最後の専属だったさがさんにとっては、ひとしおのことだろう。この「専属」って響きもなんだか歌謡曲っぽいというか、昭和の香りがして、オレは好きだ。さがさんとこのアルバムの話をソウルでしてから3年、どうにか形になりそうだ。


八大さんの珠玉の名曲の数々、さがさん、渋谷さんの、ある年齢を生きてきた人間でなくては出てこない素晴らしい演奏と、僕等40代の若輩(ここでは僕等は充分に若輩者だ)の、それでも僕等でなくては出来ない演奏、そしてGOK SOUNDの近藤さんとわたしのミックスや編集をへて、われながら素晴らしい作品ができつつあると思う。
正直、どこまで売れるか見当もつかないこのアルバムに私財を投じて協力してくれたFMNサウンドファクトリーの石橋さんや、決して豊かとはいえないギャラで何日もつきあってくれたメンバーにもとっても感謝している。


今週末、みんながフジロックに行ってるさなか、大阪が世界に誇るオメガサウンドの小谷さんの手によりマスタリングされる。思い出波止場や初期ボアダムスの音を作った人だ。小谷さんと、さがさん、オレ FMNの石橋さんの4人がつらつきあわせて、最後の作業。もうひとふんばり。




京都shin-biギャラリーの田村さんから連絡。はじまってから2週間、毎日変化があるようなのだが、とうとう何台かが動かなくなっているらしい。古いポータブルならではというか、おそらくこの展示につかわれるまで何円も電源をいれてこなかったものもあるはずで、毎日9時間、スイッチのオンオフをくりかえせば、いくつかは変化し、いくつかは壊れていく。最後までどれだけもつか。大阪のマスタリングの後に修理にいくつもり。



今日はさがさんの作品のバックアップをしつつ、飴屋さんの展示のもうひとつの作品を制作。飴屋さんの展示のオープンも29日から。今頃はすごいことになっているんだろうなあ。オレは今夜設置に行く予定だったのだが、予定変更、明日この作品と、今週頭にもっていった「 ミ ヨ」の最終的な設置にいく。今頃は今回技術的な難題を全て解決してくれる金築さん西野さんが、飴屋さんやスタッフと汗だくになって作業をしているはずだ。
今回もっていくもうひとつの作品は、音があるポイントで消失する作品。これは洗面所におく予定で、首の角度や頭の位置によって音が消えたりする予定。でている音はただの単調な矩形波。首をうごかさないと音は変わらない。うまくいけばほとんど音が消えるような感じのポイントを作れるのだが、それは設置してみないとわからない。家ではかなりうまくいってるのだが。ま駄目でも、首の位置で劇的に音が変わるはず。いくつかスピーカーをたましつつ明日の設置に備える。