アブラクサスの祭

福島の国見ロケからもどってまいりました。
映画「アブラクサスの祭」のエキストラに参加のみなさん、呼びかけてくれたみなさん、
寒い中、ありがとうございました。
かつての古い友人たちや、仙台の仲間まで協力してくれて、本当に助かりました。
感謝！

撮影はスネオヘアーさん演じる浄念和尚のライブシーン。バンドのメンバーは會田茂一(g)、中尾憲太郎(b)、小松正宏(ds)（写真下）。そしてエンジニアはGOK SOUNDの近藤祥昭（写真さらに下）。素晴らしいメンバーです。おかげさまで、ものすごいライブシーンがとれました。
さらに、テレビドラマ「すいか」で大ファンになったともさかりえさん（浄念の奥さん役）ともお会いできて、まるで中学生のようにドキドキでした（苦笑、、、　まったくねえ、何年、この世界いるんだ、オレ。

実は、わたしが映画でやる仕事は撮影が終わってからが本番。来年3月の完成をめざして、編集が終わる年末あたりからサントラの作業に入るのだ。
監督は新人の加藤直輝。実に風変わりな青年。こんなタイプの監督、いままで見たことない。それだけに面白い。
公開は来年秋、どんな映画になるのかお楽しみに。

ちなみにエンジニアの近藤さんとわたしは同じ福島育ち。いつも仕事一緒にしてますが、福島で会うのはこれがはじめて。でも、いろいろ話しているうちに、どうやら、オレが高校一年生のときに、先輩の家でやっていたライブを見に行って、そこでドラムを叩いていた大学生が近藤さんであったことが判明。やってたのはピンクフロイドのナンバー。
当時のオレの耳には、まるでレコードと同じような演奏に聞こえて、おまけに、このとき初めて、オレは本物のシンセサイザーを生で見たこともあって、心底ハイになったのを昨日のことのように覚えている。あれから35年。いろいろあったもんです。
そんなことを思い出しながらの楽しい現場でありました。

さて12月はいくつかライブをこなしつつ、ＮＨＫドラマの音楽や、別件映画の仕事も。
針やカイロで頭痛をおさえこみつつ、うまいもん喰いつつ、死なないように頑張るのだ。

12月のライブスケジュール

12月5日　新宿ＰＩＴＩＮN
Full Blast：
ペーター・ブロッツマン（sax)、マリーノ・プリアカス（b)、ミヒャエル・ヴェルトミューラー（ds）、ゲスト：大友良英（g）
http://www.pit-inn.com/

12月13日開国ライブ2009「開国のこころ、即興のこころ」
彦根・夏川記念館教育ホール（彦根市京町2-7-27）
open 14：00 / start 15：00
出演：坂田明（sax, cla） / ユミ・ハラ・コークウェル（pf, vo） / 吉田達也（ds）ゲスト：大友良英
http://www.hikone-150th.jp/event/contents/001277.php

12月16日（水） 新宿ＰＩＴＩＮＮ
『坂田 明 2 DAYS』
坂田明（as cl）、ジム・オルーク（p）、井野信義（b）、山本達久（ds）、大友良英（g）、Sachiko M（sinewaves）
http://www.pit-inn.com/

12月24日（木） 新宿ＰＩＴＩＮＮ
大友良英トリオ：大友良英（g）、水谷浩章（b）、芳垣安洋（ds）
恒例になったクリスマスイヴスペシャル、ことしは、直球ストレート、現在進行形のフリージャズでいきます！
http://www.pit-inn.com/

2009年12月27日（日）14時ごろ〜 18時ごろ
＜ENSEMBLES '09 休符だらけの音楽装置―余韻GIG＞
会場：旧在日フランス大使館庁舎別館、
　　　東京都港区南麻布4-11-44
大友良英／梅田哲也／堀尾寛太／毛利悠子／ Sachiko M／芳垣安洋
2009 年の4月のプレオープンに始まり、11月までの8ヶ月間にわたり東京、京都、水戸、大垣で展開した展示と特殊ライブ＜ENSEMBLES '09 休符だらけの音楽装置＞の一連のイベントの余韻ともいえる、今年最後の特殊ライブ。会場の特殊なロケーションをいかしつつ、展示ともコンサートともつかない、でもそのどちらでもあるような4時間。
http://ayya.exblog.jp/9355364/

12月31日（木）午後7時30分〜午前4時30分 新宿PITINN
『All Night Concert 2009〜2010』
ＰＩＴＩＮＮの年越しオールナイトGIGです。EMERGENCY! で深夜おそくに出演。
http://www.pit-inn.com/