「休符だらけの音楽装置」「with records」ともにオープン

otomojamjam2009-10-12

秋葉原、旧練成中学校の「休符だらけの音楽装置」展と、高円寺 gallery45-8「with records」展、無事オープンしました。
どちらも胸をはって素晴らしい展示です。
「休符だらけの音楽装置」展のほうは会期中もすこしづつ、作品が更新されます。
佐藤直樹の手による階段に踊るENSEMBLESの文字たちも素晴らしいです。



本日12日は「休符だらけの音楽装置」の展示の中で行われるオープニングライブもあります。16時開場、16時半開演で、演奏は約2時間、日が完全に暮れる18時半まで続いて、その後は、そのまま通常展示に移行します。演奏も展示のほうも、時間をかけてのんびりとくつろぎながらみて、きいていただければ幸い。

なを会場、野外ですので長時間いると冷えます。あたたかい格好でいらしてください。


10月12日
「休符だらけの音楽装置」オープニングコンサート
16:00開場 16:30開演 当日2000円 (入場料込)
演奏時間、約2時間、その後はそのまま展示に移行


出演
大友良英+伊東篤宏+梅田哲也+Sachiko M+堀尾寛太+毛利悠子+山川冬樹


会場: 旧千代田区立練成中学校(千代田区外神田6−11−14)
アクセス:  銀座線末広町駅4番出口 徒歩1分/千代田線湯島駅6番出口 徒歩3分/
JR御徒町駅南口 徒歩7分/JR秋葉原駅電気街口 徒歩8分
http://www.ensembles.jp/



「休符だらけの音楽装置」オープン記念特殊ライブ


大都市にぽっかりとあいた不思議な空間ではじまる静謐な展示「休符だらけの音楽装置」。そのオープンを記念して10月12日、展示作家たちによる、展示作品との共演コンサートが行われます。もちろん通常のコンサートではありません。街の音、展示の音、そして演奏・・・休日の夕暮れ時に、広々とした空間に響きあう微かな音たち。楽しみ方を発見するのはあなた自身です。

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秋葉原の旧練成中学校の屋上運動場に出会ったのは今年の1月。たまたま機会があり訪れたこの場所の一番の魅力は、都市の真ん中でありながら、ぽっかりとあいたようなひろびろとした空間と、そして何よりもそこにまるでオーケストラのとうに響く街の音たちでした。
この空間で展示やライブをやったらどんなに面白いだろう・・・そう素朴に思ってしまったのがそもそものはじまりです。音楽とは本来普段そこにある音とは異なる音で空間を埋め尽くして祝祭空間をつくるものです。それによって人々は日常とは異なるハレの時間を楽しむわけです。でも、今回こことでわたしがやりたかったのは、そうしたハレの時間や空間をつくることではありません。僕らの日常に流れる時間や空間の中で、何かを静かに発見するような、そんな音楽のありかたを、ここでやれないだろうか。空間を埋め尽くすのではなく、すでにある空間によりそうような音楽は出来ないだろうか。それは単に内省的なものではなく、そうしたものだからこそ逆に豊かな響きを発見できるのではないだろうか。そんな発想が出発点のコンサートです。展示ともどもお楽しみください。