without records

otomojamjam2005-06-06

7月8日から8月7日まで京都のCOCON烏丸にある「shin-bi」ギャラリーで『大友良英/without records』というサウンドインスタレーションをやります。ここのページの写真に毎回でてくる昔のちょっとかわいいポータブルプレイヤーを沢山使った展示で、それぞれ古いプレーヤーが出してしまうノイズ(モーターの走行音だったり、部品が古くなって擦れる音だったり、どこかが壊れて出てしまうホワイトノイズやフィードバックだったりの、老朽化してでてしまう素敵な音たち)を使ったインスタレーションです。
http://dp52062035.lolipop.jp/modules/wordpress3/index.php?p=11

で、今日は、北九州のギャラリーソープの宮川さんが東京にきていて、この「without records」のweb版をつくる企画の相談。「without records」は今回の京都での展示だけではなくて、この名前でCDを出したり、ほかでも将来継続的にインスタレーションをやったりすることを考えていて、京都だけの単発企画ではなく、この先しばらくは腰を入れて継続していくプロジェクトにしようと思っています。で、宮川さんがちょうどwebギャラリーの構想を持っていって、それとうまく組む形でやれることになりそうです。そんなわけで詳細は発表できる段階になったら、またここで。


明日はG-modernのインタビューで写真家の五海さんが家にくることになっている。部屋は先月の短期帰国のさいに映画音楽を作ったときのままで、譜面やキューシート、資料やCDRが散乱していて、おまけに、3月中旬からのほとんど手をつけていない郵便物が山のよう積み重なり、もう盗賊がはいった後のよう。なので、今夜はこれからせっせとかたずけ。今から12年前にも五海さんが家に来て写真をとったことがあって、当時の、今以上に荒れた、レコードと本と機材の山に埋もれるように生活していたわたしの姿がそのまま雑誌にでてしまったことがあって、だから彼が来るときに散らかっていると、また同じような写真を撮られてしまうに違いないのだ。