初日無事終了
当初がらがらになるんじゃと心配したんですが、おかげさまで、ほぼ満員、どうもありがとうございました。簡単に今日のセットリストを
第一部は韓国勢の演奏。各15〜20分
1)リュー・ハンギル コンタクトマイクとラップトップによる演奏。
2)ジン・サンテ ラジオとギターのマイクとラップトップによる演奏。彼は明日はむき出しのハードディスクを演奏するそうです・・・ってどういうことなんだろ??
3)ジョー・フォスター ミキサーとマイクのフィードバックとトランペットによる演奏。
4)アストロノイズ(チェ・ジュニョン、ホン・チュルギ)ミキサーや解体したCDプレイヤーの内部に手をつっこみながらの演奏。
いわゆるノイズでもなく、即興でもなく、いわゆる音響でもなく、しかしそのどれをも確実に通過してきた上での演奏。日本や欧州ではあまり見たことのない感触がこれまで以上にでてきて、正直非常に面白かった。
2部
1)I.S.O. 30分
2)ディクソン・ディ ラップトップによるソロ 45分
デイクソンは本当にうまくなったなあ。もう15年もの付き合いになるから、そう感じるのも当たり前か。韓国勢の演奏なり、機械のバグなりがむき出しになっている状態にくらべるとはるかに音楽的。彼が今欧州で注目されだしているの、すごいよくわかる。でも、うまかったり、音楽的だったりすることは、正直言うとオレにはどうでもいい。そんなことより、彼がかすかに体を揺らしながら演奏する姿の中に彼の音楽が良く見えたような気がして、そっちが嬉しかった。
演奏後は同じビルの沖縄料理屋で打ち上げ。英語、日本語、韓国語がちゃんぽんで行きかう。今回のフェスをやる大きな切っ掛けをつくってくれた佐藤行衛さん(彼はソウルに数年暮らし、こうしたシーンを作ってきた原動力のひとりだ)や明日の曲を書いてくれた杉本拓も同行。
明日は彼等と、日本の即興でもノイズでも、音響と呼ぶにもそぐわない人たち、それにわたしのオーケストラのメンバーが一緒に演奏する。さ〜てどうなるか。
ちなみに最終日はさらにここに十数名の初めてお会いする初対面同士の公募であつめた管弦楽団(うまい人から楽器買って1年みたいなひとまでいます)が入ります。お楽しみに。