やっとメールがひらけた

otomojamjam2007-02-07

スイス Bielの EAR WE ARE FESの翌日は、ドイツの小さな町 Weikersheim、ここは70年代からフリー系のコンサートをやることで有名な町。ここでのライブを経て、20時間かけて昨夜帰国。今回は幸い体調もわるくならず、無事ツアーを乗り切る。



演奏のほうはどれも良好。ここまで充実した内容の即興演奏の公演を8日間にわたって続けられるというのは本当にまれなことだ。移動中は、このバンドの来年の方針やら、名前をどうするかとか、CD化、日本での公演の話やら、最後の2日間はそんな話をメンバーでずっとしていた。多分来年春にはこのバンドCDのリリースと、日本のツアーもあると思う。1年かけてその準備もするつもり。コンサートを希望する各地の主催者の方、今からぜひ打診ください。




帰国早々NYの刀根康尚さんから電話。刀根さんは事情があって短期間日本に戻ってきている。互いに近況報告を。いつか刀根さんとはなんらかの形で作品を一緒につくりたいと密かに思っている。



その刀根さんとやったNYでのDUOの音もはいっている映画「幽閉者」にまつわるイベントがいくつかあるので宣伝を。足立監督と刀根さんは60年代に一緒に仕事をしていた仲でもある。
まずは現在上映が始まったユーロスペースでミニライブがあります。
2/10(土)『幽閉者(テロリスト)』(@渋谷ユーロスペース
18:40の回上映後大友良英ミニライブ
http://www.eurospace.co.jp/
http://www.prisoner-m.com/



それから「幽閉者」サントラ発売記念ライブ も。このCD、単にサントラCDというだけでなく昨年後半のわたしのひとつの成果ともいえる作品になっています。ライブのほうはサントラの録音メンバーに加えロンドンのハープ奏者ロードリー・デイビスも参加。可能であればライブ録音も考えています。
「幽閉者」サントラ発売記念ライブ
2月23日(金)東京、浅草「アサヒ・アートスクエア」午後6時開場、7時開演
出演 秋山徹次、飴屋法水ジム・オルークSachiko M大友良英、ロードリ・デイヴィス
ゲスト:足立正生監督
LIVE PA:ZAK
映像:生西康典×掛川康典
http://www.p3.org/aas/070223/index.html
写真はZAK氏のスタジオでのサントラの録音風景。


幽閉者の録音の少し後に録音したのが安藤尋監督の映画「僕は妹に恋をする」で、これも現在上映中。
http://www.bokuimo-themovie.com/
ここのサイトで音楽聴けます。 単なるアイドル映画だとあなどるなかれ。安藤美学が全編にあふれています。演奏のほうもわたしと今堀恒雄アコースティックギターに江藤直子のピアノ、四家卯大、沖祥子のストリングス、さらにオープニングテーマには伊集加代さんのスキャットも入っていて、非常に充実したサウンドトラックになっていると自負しています。サントラ盤が出ないのが残念。




今日は沢山たまってしまったメールの返信を。
欧州からいくつかうれしいオファーがあったけど、今年の夏までは、東京で自分の作品を作る時間を持ちたいのと、体調のこともあるので、残念だけど断りのメールを。贅沢な話だけど仕方ない。


そんなメールの中に、もうじき来日する故リュック・フェラーリのパートナーBrunhildさんからのメッセージが。それによると生前リュックは、日本でやったリュックとわたしのDUO《水から救出されたアーカイヴ》が非常に気にっていたそうで、そのことをラジオのインタビューなどでも再三語ってくれていたらしい。わたしにとっても非常に気に入ったライブだったので正直嬉しい。もし彼が生きていれば、リュックとDJが一緒にやるこの作品をDJオリーブ、マルタン・テトロ、erikm、それにオレの4人で連日ライブでやって、さらにそれをCD化するという話もあったったんだけど。



他にも書きたいこと沢山あるけど、まだ返事しなくてはいけないメールがたまっている。つづきは後日。