今年もやりますアジアン・ミーティング・フェスとONJO楕円特殊ライブ

otomojamjam2009-09-29

え〜〜、無事にと言っていいのかどうかわかりませんが、ハードthe thing + otomoと、別の意味でハードだったブレスパッセージのツアー、なんとか終えることが出来ました。
ほかのライブともあわせて9月頭からほぼ連日の移動とライブ。疲れてないわけがないですが、今日も大垣にいって打ち合わせをし、明日からは今現在やってる某映画の録音をし、そして10月からはENSEMBLES09の展示「休符だらけの音楽装置」展と[with records」展の準備に突入です。で、その上、アジアン・ミーティングとONJOの楕円コンサートもある。
疲れてる場合じゃないのだ。
気合!



ということで今年のアジアン・ミーティングは東京、名古屋2ヶ所での開催。
ONJOの楕円コンサートのほうは京都の小学校跡地を使ってやります。
どちらも「ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置」展の特殊コンサートの一環。コンサートでありながら音楽の展示でもあるような、かなり特殊の形態のコンサートになります。 ほかにも11月には水戸や大垣の街をつかった特殊コンサートの企画も着々と進んでおります。



まずはONJO京都公演。10月3日です。場所はかつての小学校の建物をそのまま使った京都芸術センター。そこの講堂を使います。セットアップは昨年浅草やYCAMでもやった観客を囲む楕円形で。無論従来のPAシステムは使いません。したがって、いる場所で聴こえてくる音がまったく異なります。どの一ヶ所をとっても同じ音にはなりません。でも、多分どの場所であろうと非常に面白い音楽が聴こえてくるはずです。同じ会場にいながら、同じ演奏を聴いていながら、ひとりひとりが異なる音を聴いている、異なる体験ができる・・・というのが今回のENSEMBLES 09特殊コンサートに共通したテーマのひとつでもあります。楕円の中、あるいは外で、それぞれの聴き方を自分自身のチカラで発見してみてください。


メンバーは、カヒミ・カリィ(vo), Sachiko M(sine waves), 高良久美子(vib), 大蔵雅彦(as,tubu),青木タイセイ(tb,fl)、石川高(笙), 宇波拓(objects), 水谷浩章(b), 芳垣安洋(ds), そしてわたくし大友良英(g)に加え、この数年、わたしがもっとも影響を受けている美術家にしてサウンドアーティストでもある梅田哲也が特別参加します。おそらくは、このコンサートを最後に当面ONJOのライブはない可能性もあります。あ、別に解散とかでは全然なくて、あくまで小休止。次回やるときは、またゆるやかに別のステージに移行していく可能性大のような気もしています。そんなわけで、もしかしたら、あくまでも、もしかしたらですが、今現在の形態でのONJOのラストになる予感。


同じ時期に京都のshin-biギャラリーでカヒミ・カリィ、初の写真個展もあります。カヒミさんは、ご存知の方も多いと思いますが音楽家としてのキャリアをスタートする以前はカメラマンでもあり、現在も現役で優れた写真を撮りつづけています。昨年でたリュック・フェラーリとわたしのDUOアルバムのカバー写真は、実はカヒミさんの手によるもの。彼女の歌にも通じる独特の世界を持っています。これもあわせて、ぜひぜひ遠方の方も10月3日は京都にいらしてください。


長くなってしまったのでアジアン・ミーティングや、11月に水戸や大垣でやる数百人参加のおおがかりな特殊コンサートについては、また次回の日記で。


まずは10月3日、京都のONJOの楕円公演、よろしくお願いします。




P-hour presents ONJO concert
The premiere performance of ONJO acoustic version
日 時: 2009年10月3日(土) 開場18:00 開演19:00
会 場: 京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る)
阪急京都線「烏丸(からすま)」駅
京都市営地下鉄「四条」駅より徒歩約5分。
参加費: 予約3800円、当日4300円
出 演: 大友良英 ニュー・ジャズ・オーケストラ ゲスト:梅田哲也
主 催: P-hour
共 催:京都芸術センター
予 約・問合せ:p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、件名を「ONJO103」として名前、電話番号、枚数をおしらせください。