生きてるだけで

実はもう1ヶ月以上、かなり強い頭痛がつづいている。
正直まいってる。
前々からあった偏頭痛とは、頻度や痛さが違う。
偏頭痛の特効薬ゾーミックも、スパッと気持ちよく効くときもあれば、まったく効かないときもあって
どうも変なんで、頭痛の専門病院で検査。
で、結果はというと、偏頭痛と、頚椎が原因の三叉神経頭痛の複合的なものに、さらに群発性頭痛の兆候も・・・という、なんとも頭痛のコンビニみたいな状態で・・・。
これからこいつと付き合って生きてくのかと思うと少々憂鬱。
これまでの無理がたたってるなあ。体が悲鳴をあげてるのかも。
でもまあ、これだけ無理してきて、生きてられるだけで見っけもんっておもわなきゃね。




大里俊晴さんが17日深夜に亡くなられた。
同じ時間、わたしはなぜか高柳さんと会話する夢を見ていた。
過去の話ではなく今現在って設定で
「大友、だれかいい映像とれるやついないか」
「○○くんとかいいとおもいますよ」
って感じで、あまりにも普通の会話だった。



映画AAでわたしにインタビューをしたのは大里さんだった。
彼があそこまで粘らなければ、多分オレは高柳さんと自分のことをここまで公に話すことはなかったと思う。
感謝してます。
どうか安らかに。



昨夜は飴屋法水さんの芝居を見に行った。
前も書いたけど、基本的には芝居を見るのが苦手。とりわけ、呑気に生きるたちのオレには、自殺した人の話は、どうにも乗れな、というか好きになれないんだけど、でも、そうした言語の物語の部分ではなく、日本語のネイティブとそうではない人の発語や声のいかた、光と音、舞台装置の演出の素晴らしさにうなってしまった。




今日19日は13時より夕方まで多摩美で講義の予定。
椹木野衣さんの授業の中の特別講義枠。
前半は「聴取」後半は「空間」。特に今やってるENSEMBLESが大きなテーマ。
場所は多摩美術大学(八王子キャンパス)のレクチャー棟/Aホール。
ニセ学生大歓迎。少々遠いけど興味ある人は遠慮なく。




そして21日はENSEMBLES'09のラストを飾る「大垣フライングオーケストラ」。
大垣の商店街を音で埋め尽くします。
楽器を持ってかけつけてくれればどなたでも参加できます。楽器の上手い下手は一切といません。
演奏者、ぎりぎりまで募集してます。ぜひぜひ参加くださ〜い。
応募詳細は→http://asobow.org/?p=153




22日はヨコハマ国際映像祭2009で、大先輩の刀根康尚さん、ジム・オルークとの共演について。


以下はサイトから


本来は、3-part in(ter)ventionsというタイトルのイベントで、ニューヨーク在住の前衛作曲家・美術家の刀根康尚による新作の他、大友良英およびジム・オルークとの、この日限りのセッションを横浜で行われる予定でしたが、刀根康尚氏の体調が思わしくなく来日中止となりました。新作の件は残念ですが、まずは早くお元気になられて、あの素敵な笑顔を拝ませていただきたいです!ということで、今回は大友さんとジムさんのパフォーマンス、2005年の「Variations on a Silence : Concert」における刀根氏の演奏の模様を再編集した未公開映像を、開演前に上映(19:10より、約15分間を予定)。また、今回演奏を予定されていた「MP3 Corruption Piece」を NYのご自宅で新規に演奏・録音した音源による、録音参加も計画しているとのこと。


この日は、刀根さんが今回のために録音した新作の音源と、ジム、わたしの3人による演奏になりそうです。



日時:2009年11月22日(日) 開場 19:00 開演19:30
会場:新港ピア(神奈川県横浜市中区新港2-5)
料金:予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500
 (税込/all standing)

予約方法:http://www.setenv.net/event/ にて受付中




23日はリキッドルームrovoのライブのオープニングアクトでsim+otomo



24日は二子玉川のBAR LIALEHで旧友パーカッションの佐藤正治とDUO。
実に20年ぶりの共演。これはもう、なんだかすごい楽しみ。
すごい小さいとこみたいなんで、こられる方は予約わすれずに。
http://www.bloc.jp/moti/data/1257010535



そして25日はつくばで山下洋輔さん DJの矢部直さん、ライブペインティングの西村記人さんと。
http://artnpo.exblog.jp/i11/



これが終わると当分は映画とテレビの仕事がつづく。
まずは「アブラクサスの祭り」の音楽シーンのロケで、1週間ほど福島へ。主演はスネオヘアーさん、相方はともさかりえさん、監督は商業映画デビューになる加藤直輝。あ、もちろんオレ、出演じゃなくて、音楽監督ってことですのでご安心を。9歳から18歳まで過ごした地元の福島で仕事をするのはこれがはじめて。