『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』はじまりました。

otomojamjam2010-06-14

この映画の音楽を作っていたのは昨年夏。作っていてめずらしく映画にシンクロしてしまい、自分がおかしくなってしまうのでは・・・と、そこまでいってしまうくらいの強烈なロードムーヴィ、青春映画の傑作です。
サントラではROVO勝井祐二さんのviolinがフィーチャーされています。
ラストは阿部芙蓉美さんの歌う岡林信康の「私達の望むものは」
サントラ参加のメンバーは勝井祐二(ei-violin) 大友良英(g) 江藤直子(p) 松本治(tb) 西村雄介(b) 芳垣安洋(ds) テープによる録音はGOK SOUND近藤祥昭、最高のメンバーです。




サントラも発売になりました。「その街のこども」とカップリングのミニアルバムで1050円です。一般小売店にはなかなか置いてないようですが、上映映画館、おそびアマゾンや、ここで買えます。x

http://bridge.shop-pro.jp/?pid=21032326
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「私達の望むものは」は配信されているものとは別バージョンで、CDにはいってるほうが映画で使われている(このyoutubeで流れる)ミックスのバージョンです。(配信のほうは別の方がミックスしたものです)






映画に出演されている洞口依子さんのブログから引用

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ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は本日公開。
観てね。久しぶりに骨太の青春映画。
大友さんの音楽もいい!この壁をぶっこわせ!的な映画の中で
ぐい〜〜〜んと叫ぶ音を出しておられます。
是非是非ご覧になってくださいませ。
人生の裏をゆくような登場人物のすべてには優しい自然の光があたっています。
大森監督とやっとご一緒出来たのも感激でした。
共演者の松田翔太君。彼の鋭いまっすぐな嘘のないまなざしを受けて
アタシがまなざしを返すシーン。このたった1シーンだけでも
アタシはこの映画に参加出来たこと
一生大事にしたいと思ってます。
現場でふと感じたのは
こういう映画作りが出来ることって素晴らしい!
素直に心からそう感じました。

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その洞口さんや、若松監督と審査員をやったCO2映画祭の東京版がひらかれています。わたしたちはかなり辛口の審査をしましたが、それに反発するように、監督のみなさんは、作品をかなりレベルアップして東京上映にのぞんでいます。興味を持った方はぜひ実際の作品をみてみてください。わたしは全部はみれてませんが、確実に素晴らしい作品になってるものもあります。池袋のシネマロサでやってます。
http://www.cinemarosa.net/co2tokyo2010.htm
参加監督たちとも先日公開、非公開で直接話をしました。3月には直接話せなかったので、自ら望んで機会をつくってもらいました。彼等を見てると「大友には映画を見る目なんてない」ということが証明される日は、そう遠くないように、かなりの核心を持って思います。
これは自分自身への問いでもあるんですが、従来の映画という形で本当にいいのか、なにかもっと的確な表現があるんじゃないのか、それは単に新しい表現をするとかそういうことではなく、今の自分自身が生きてる現状の中で映画を見るということ、映画館という場所、あるいはDVDを作ったり販売するということってなんなんだろう・・・というあたりのもっと根本的な立ち方から考えたほうが面白いんじゃないかということなんです。で、きっと、そんなことへの回答を示してくれるのは、オレではなくて、彼等なんだなと、そんな気がしてます。





ところで、先日あったあふりらんぽの解散ライブ。素晴らしかったなあ。いろいろな事情で全部はみれなかったけど、本当に楽しかった。オレもあんなふうに音楽つくれたらいいなって思う。会場ではラブクライの三沢くんやテニスコーツのさやさんにも会った。なんだか、もすごくやる気がでてくる。




あ、でも、まずは確定申告しなくちゃ。