宇波拓のはてなダイアリー

にきのうの「out to lunch」参加の感想というか意見が
出ています。わたしのつもりとはだいぶ違いますが
でも、やってる人たちのつもりが違うのは大歓迎。
それでも僕等は共演できるのだから。
オレとしてはJAZZ+ノイズでも、時間の分断でも、
相対化でもなく、彼やSachikoMの存在が必要だな・・・て
直感したのが正直なところ。やる前に言葉になるような
理屈があるのではなく、多分こうしたほうが、オレが
やってて納得いくんじゃないか・・・という
あてにならない直感のようなものしか
オレは自分で採用しない。理屈はあとからどうにでもつくし。
そんなもんつけるのは僕等の役目じゃないし。
それより、なんだかわからないけど、でも
このほうがいいかも・・・みたいな保障の少ない
状態、でもなにかメーターがふれるような方向を探して
いるのかもしれない。だからそもそもジャスの人の
出す音と宇波くんの出す音を別のもというふうには
考えていない。無論出すシステムが違うので
ジャズの人には譜面とジャズの語法を使ってやってもらうし、
宇波くんやSachikoMには違う方法をつかって演奏して
もらうけど、それは音をだすまでの方法の違いで
出てきた音にノイズとか楽音という区別を
そもそもしないようにしているし、区別なんて
実際出来ない。そういうことだと思っている。
ONJEはその意味では、もうONJQの頃を脱して、
次にいっているように思っている。ONJQではそこまで
いけなかったから。あとは今度の2回の
ライブと、録音の中でいろいろ模索しようと
思っている。ちなみに「out to lunch」をやるときに
一番意識した存在は、ドルフィーではなく
まずは参加メンバー個々がやっている音楽のことと、あとなぜか
想い出波止場の『大阪ラ』だった。で、これを面白いと
思うオレがドルフィーをやるとどうなるんだろうって興味。
そんな中で、宇波君にぜひ来てほしいな・・・
って思ったのだ。ノイズでも時間の分断でもなくて、だいたい
そんな大それた状態はおこってるとは思えないし、
ただ優れた即興演奏家としてきてほしかったのだ。
レコーディングには大蔵くんも誘おうと思う。
彼等のやってることがオレにはドルフィーと同じに
聴こえるんだけど、この意味わかってもらえない
だろな。オレにもよくわからんし。