やば、なんか熱っぽいぞ

otomojamjam2005-01-29

おっ、doubt music の沼田順もはてなをはじめやがった。
http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/
彼は、ONJQをはじめ高柳、阿部薫DUOの復刻を
したりした元DIWの敏腕ディレクターで、
新レーベルdoubt music を立ち上げたばかり。ここから
わたしのギターソロが2月に、その後もマツ・グスタフソン
のソロ、わたしの今回やったオーケストラにスタジオ盤、
巻上公一さんのソロなんかが続々発売になると聞いている。
彼のはてなにも、今回のフェスやオーケストラの録音について
書いていて、オレとはまた全然違う視点から見ていて面白い。
彼の文章は彼の人格そのまま、常に怒りと愛情の直球に満ちていて↓ここ
http://www.h7.dion.ne.jp/~nkym/periodicals_numata_f/numata_contents_2004.html
に書いている「わたしがディスクユニオンを辞めたわけ」は
相当面白い。
彼との付き合いは、もうかれこれ16〜7年になるのかな?
15年ほど前NoProblemというイムスウンがやっていたバンドに
オレも彼も在籍していて、彼は当時ベースを弾いていた。
その音はやはり怒りと愛に満ちた直球のような音で、
わずかだけど、私の最初のリーダー作「We Insist?」の
1曲目ラストにNoProblemの音がはいっている。いつでも
なにをするにも直球。バイトではいったディスクユニオンでも
直球で働いて社員になりDIWのディレクターになり、
そして自分の好きなCDだけをつくりたくなって、今度は独立。
退職金をすべてつぎ込んでレーベルをはじめやがった。
40代中盤になっても丸くならずに直球! もう最高に彼らしい。
今回のPITINNでのNEW JAZZ FESも彼のサポートがなかったら
大赤字だった。感謝している。
期間中、オレもだけど、彼も本当にうれしそうで・・・
沼田くんをみてると、どうせ1度の人生、好きなことやって
たのしまなくちゃ・・・ってつくづく普通に思ったりしてしまう。
CD、オレたちじゃなきゃ出来ないような、
ナニにも似てないいいもん、つくろうぜ。

今日は北九州の国際会議場でシンポ。
主催している北九州CCAとは昨年から頻繁にご一緒
させてもらっていて、ここからもうじきわたしやヘッカー
タナカアタウ他数名の講義と演奏がおさめられたCD付きの本も
でる。英語で2日間レクチャーをしたのだけれど、今その校正を
宇波くんとしているところで、CCAの三宅さんから、校正まだですか〜
とやんわり。そういえば先週が締め切りでした。すいませ〜ん。
いそいでやります〜。
ここで昨年12月に、CCAの三宅さん、中村さん等ディレクターや
ここにレジデンスできている世界中の若いアーティスト達と
1週間ほど一緒過ごした時間は、とっても面白かった。
この界隈のメシも最高にうまいし。
今日のシンポ、
アメリカから来た脳学者のイズラエル・ローゼンフィールドの
「記憶とは? 記憶とアイディンティティ」の話は
本当に面白くて刺激的だった。オレは脳の専門家ではないので
その話の全てが理解できたわけではないが
人間の記憶はハードディスクのように個別に格納されているのではなく
脳や身体全ての細胞間に起こる関係性やその変化のプロセスに
よるものだ・・・といったあたりは、わたしのやっている音楽とも
ものすごく関係することだし、よくわかるような気がした。
会場には北九州のギャラリー「ソープ」の宮川さんの姿も。
宮川さんとも今年は面白いことをする予定。

体調のほうは、う〜ん、なんだかちょっと熱っぽいような気もするけど
考えんとこ。あさってのアクセル等との京都公演や
そのあとのソウル公演がひかえている。今日はゆっくり休もう。