やば、なんか熱っぽいぞ
おっ、doubt music の沼田順もはてなをはじめやがった。
http://d.hatena.ne.jp/doubtwayoflife/
彼は、ONJQをはじめ高柳、阿部薫DUOの復刻を
したりした元DIWの敏腕ディレクターで、
新レーベルdoubt music を立ち上げたばかり。ここから
わたしのギターソロが2月に、その後もマツ・グスタフソン
のソロ、わたしの今回やったオーケストラにスタジオ盤、
巻上公一さんのソロなんかが続々発売になると聞いている。
彼のはてなにも、今回のフェスやオーケストラの録音について
書いていて、オレとはまた全然違う視点から見ていて面白い。
彼の文章は彼の人格そのまま、常に怒りと愛情の直球に満ちていて↓ここ
http://www.h7.dion.ne.jp/~nkym/periodicals_numata_f/numata_contents_2004.html
に書いている「わたしがディスクユニオンを辞めたわけ」は
相当面白い。
彼との付き合いは、もうかれこれ16〜7年になるのかな?
15年ほど前NoProblemというイムスウンがやっていたバンドに
オレも彼も在籍していて、彼は当時ベースを弾いていた。
その音はやはり怒りと愛に満ちた直球のような音で、
わずかだけど、私の最初のリーダー作「We Insist?」の
1曲目ラストにNoProblemの音がはいっている。いつでも
なにをするにも直球。バイトではいったディスクユニオンでも
直球で働いて社員になりDIWのディレクターになり、
そして自分の好きなCDだけをつくりたくなって、今度は独立。
退職金をすべてつぎ込んでレーベルをはじめやがった。
40代中盤になっても丸くならずに直球! もう最高に彼らしい。
今回のPITINNでのNEW JAZZ FESも彼のサポートがなかったら
大赤字だった。感謝している。
期間中、オレもだけど、彼も本当にうれしそうで・・・
沼田くんをみてると、どうせ1度の人生、好きなことやって
たのしまなくちゃ・・・ってつくづく普通に思ったりしてしまう。
CD、オレたちじゃなきゃ出来ないような、
ナニにも似てないいいもん、つくろうぜ。
*
今日は北九州の国際会議場でシンポ。
主催している北九州CCAとは昨年から頻繁にご一緒
させてもらっていて、ここからもうじきわたしやヘッカー
タナカアタウ他数名の講義と演奏がおさめられたCD付きの本も
でる。英語で2日間レクチャーをしたのだけれど、今その校正を
宇波くんとしているところで、CCAの三宅さんから、校正まだですか〜
とやんわり。そういえば先週が締め切りでした。すいませ〜ん。
いそいでやります〜。
ここで昨年12月に、CCAの三宅さん、中村さん等ディレクターや
ここにレジデンスできている世界中の若いアーティスト達と
1週間ほど一緒過ごした時間は、とっても面白かった。
この界隈のメシも最高にうまいし。
今日のシンポ、
アメリカから来た脳学者のイズラエル・ローゼンフィールドの
「記憶とは? 記憶とアイディンティティ」の話は
本当に面白くて刺激的だった。オレは脳の専門家ではないので
その話の全てが理解できたわけではないが
人間の記憶はハードディスクのように個別に格納されているのではなく
脳や身体全ての細胞間に起こる関係性やその変化のプロセスに
よるものだ・・・といったあたりは、わたしのやっている音楽とも
ものすごく関係することだし、よくわかるような気がした。
会場には北九州のギャラリー「ソープ」の宮川さんの姿も。
宮川さんとも今年は面白いことをする予定。
*
体調のほうは、う〜ん、なんだかちょっと熱っぽいような気もするけど
考えんとこ。あさってのアクセル等との京都公演や
そのあとのソウル公演がひかえている。今日はゆっくり休もう。