ソウル「ストーム」からの実況2日目

otomojamjam2005-02-03

え〜ども
ソウル弘大にあるロッククラブ「ストーム」からです〜。
今もサウンドチェックの最中。今日はきのうのメンバーに
加え、何人かのソウルのミュージシャンやアルフレッド・
ハルトも参加しての様々なコンビネーションでのセッション
です。
宇波拓、アクセルの最強酒飲み2人組も毎日この
サウンドチェックの時間にここでメールのチェックを
しています。アンダーグラウンドのミュージシャンが
小さいコンピュータを持ち歩いてライブハウスの無線LAN
世界中とリアルタイムでコンタクトすることになるなんて、
15年前、オレがツアーをはじめたころには考えられなかったっす。
そんなスパイ映画みたいな話。
あのころはFAXを手に入れてなんて便利なんだろう・・・
って思ってたくらいですから。
オレが子供の頃思い描いた21世紀は自家用車が空を飛び交い
テレビ電話ではなしをし、ロボットと共存する世界でしたが、
実際の21世紀は、もっと貧乏くさくて、
でも、ある意味想像以上にハイテクで、世界は異常なまでに暴力的で、
で、ぼくらは、自分でおもっていたよりもずっと風変わりな音楽を 
予想していた以上にいろいろな国の人たちと、
まったく政府やハイアートの世界と無関係に
そして幸か不幸か金とも無関係に
ごくごく普通に交流し受け入れながら
演奏することになっておりました。



さて今日はこのソウルの地下でどんなことが起こるのか。
ほんの半世紀前にソウルで
韓国人、ドイツ人、アメリカ人、日本人の
音楽的ルーツがまちまちな20代から50代までの連中が集まって
それぞれが好き勝手な音を出しながら
仲良く演奏会をひらくなんて考えられなかったことだ。
あ、服部良一なんかの本を読むと
楽家個人のレベルでは当時も
上海とかでにたようなことがあったのかもしれない。
いずれにせよ
未来を自分で切り開ける自由がある・・・ってのは
非常に幸せで恵まれたことだと思ってる。