ユリイカの編集終了

朝6時半、ユリイカの編集終了 今回で3度目になるこの曲の録音、これまでとまったく違うものになったと思う。まるでこの曲へのアプローチが、いまの自分を映し出す鏡のようだ。冒頭のイントロ部分に、わたしの70年代の自宅録音音源と、1991年に勝井祐二、ヒゴヒロシとわたしとで録音した石山修武の建築のためのサウンドインスタレーション「visions of japan」のごく一部分をほんの少しサンプリングして使ってみた。当時CD化したときには、サイキックTVがこの作品を丸々サンプリングして使ったくらいで、あとはほとんど話題にもならなかったけど、十数年ぶりにこの作品を聴いてみると、ものすごくわかりやすい。なかなかどうして、立派な音響作品だ。それこそ早すぎたのかもしれない。今自分がやっているようなことは、すでにここにほとんど入っているけど、でも私自身にもこの作品の意味が当時どこまで見えていたかどうか。出来上がった作品なんて、自分自身にもわからないもんだ。音楽なんてそれでいいと思っている。さもなければ、小さい自分よりもっと小さな作品にしかならない。
正式に使うことになったら、勝井くんとヒゴさんに連絡しなくては・・・。