そして仕事

映画音楽やってる最中だってのに結構な書き込みしてるなオレ。作曲の間にも、京都の田村さんにお礼の電話したり、もうじき始まる欧州ツアーの関係で、ドイツのマネージャーエーハード氏から頻繁に電話がきたり、あすやってもらう江藤さんに電話したり、話したい相手になかなか電話がつながらなかったり、逆に予期せぬ人から電話やメールがきたり、まだ発表できませんが非常に嬉しいオファーが複数きたり・・・。いろいろなことをこなしながら映像とにらめっこ。
FMNの石橋さんのBBSに京都の西部講堂の感想でています。http://8252.teacup.com/fmn/bbsわたしもだいたい似たような意見。今回は歌がテーマだったと思うのですが、ものすごく有意義な数日間でした。浜田さんとカヒミさんを母音と子音に分析している細馬さんの慧眼にはいつもうならされます。感想もっと書きたいけど、時間がない。
打ち上げの席で浜田さんが音や和音に色が見えるという話をされていて、すごく納得&非常に面白かった。キーボードの坪口くんやイーストワークスのSさんは文字が色とリンクしていて、いろいろな文字から色がうかぶそうですが、文字、あるいは音や和音が色に結びつく人たちというのが少数ですが実際にいて、これ、いったいどういう風に見えるのか見当もつかないのですが、でも、そういう人たちの話を聞くのはとってもおもしろい。Dが黄色といわれてもわたしにはまったくわからないどころか、そもそもわたしの作る音楽にはまったく視覚的なイメージというのがはありません。でもそんなわたしが映画音楽を30本もつくってるんですから、世の中不思議、もしかして、もともと自分の音楽に視覚的イメージがないからこそ逆に映画音楽がやれるのかもしれません。
視覚といえば6日の前夜祭、京都の町屋を改造した吉田屋料理店でろうそくだけの光で演奏。これものすごく面白かった。ろうそくは女将のアイディア、谷崎潤一郎の「陰翁礼賛」の話を彼女からずいぶん前に聞いたことがあるのですが、まさにあそこに出てくる電灯が普及する前の光の世界。光が音というか聴取に与える影響はものすごく大きい。このへん次のテーマになりそう。勝井君とは7月に東京で完全暗転のライブも予定しています。
・・・なんて書いてる場合じゃない。仕事、仕事!