自画自賛させてください

今日、doubt musicの沼田順が、出来立てほやほやの『ONJO/OUT TO LUNCH』をわんさかともって、僕等がリハをする新宿の某スタジオに来てくれる。

嬉しい、ものすごーーーく嬉しい。

いつも出来たてのCDをもらうときは、嬉しいけど、このアルバムは、もう本当に泣けるくらい嬉しい。家に帰ってきて、早速CDプレイヤーに入りっぱなし。もちろんサンプル盤は先月もらっていて、内容も何度も聴いているけど、でも、オレにとっては森山大道が写した2004年の新宿駅の強烈な写真がデザインされた佐々木暁の手によるジャケットを前に、殿山泰司さんやカヒミさんの書いたライナーを読みながら、このCDを聴くことに意味があるのです。

今年の1月に録音、8月から9月にかけてミックスと編集、10〜11月にかけてマスタリングとジャケットやライナーの作業。こう書くと今年1年の総決算みたいな感じですが、実はこのアルバムの構想はONJQを結成した6年前にはすでにあって、この時点では欧州の某CDレーベルからの発売日程もきまっていました。ところが、レーベルのほうの経営が傾いて、話はいったん立ち消え。今考えると結果的にはこれがかえってよかったかなって。おかげでクインテットからオーケストラになっていく過程のなかで、じっくりとこのアルバムのことを考えることができたました。

そんなわけで難産でしたが、自分の中で納得のいくまでこだわることが出来た。なので今は自画自賛ゆるしてください。自信をもって良い出来です。このCD。

今日は久々にONJOのメンバーが集まって1回目のリハ。もちろん10日のレコ発ライブの準備。みなで音をだすと、そうそう、これこれ・・・って感じで、扁桃腺も一発で吹っ飛びました・・・嘘、実際は飛びませんが、でもそんくらい気分がいい。明日はアルフレッド・ハルトも来日、僕等と合流します。
半年前の森下文化センターから9月のアジアンフェスを経て、今回どんなステージになるか、まあ、楽しみにしていてください。