Improvised Music From Japan 2005

otomojamjam2006-01-10

昨年末に出た年刊雑誌。ほぼ1人の人間が1年かけて毎年こつこつ出している英語、日本語バイリンガルの雑誌で、おそらく日本で 唯一海外にも小さいけどちゃんとしたマーケットを持っている音楽雑誌。今回は徹底してこの数年に出た彼の好みの、あるいは彼が出したディスクガイドのみ。いつもながらその偏った徹底ぶりには頭がさがる。
でもって、毎回うれしいのが付録のCD。未発表の比較的名前の知られていない新しいミュージシャンの音源が中心で、びっくりするくらい面白い。しかも2枚もついている。
これで2500円ってのは安すぎる。
別に宣伝のために書いているわけじゃないけど、日本の多くの音楽雑誌が広告収入たよりの実質レコード会社のプロモーション雑誌になっていって、その編集方針も非常にドメスティックなものになっている中で、しかもインターネットの時代のなかで、一個人が1年かけて毎年一冊、めちゃくちゃ偏った個人の好みだけで、おまけに売れそうな人を一切排除して、発表機会の少ない人たちに付録CDの場を提供して、でもって2ヶ国語で国際的なマーケットをもっている、でもって、いつも大赤字・・・みたいな、もう『大馬鹿』な人の作っているのをみてるとオレは応援したくなって当たり前だろ。おい。でもって、なにより内容が素晴らしいときたひにゃ・・・・あ〜〜〜なんか寅さんの叩き売りの口上みたいになってきた(苦笑。

詳細はここ→http://www.japanimprov.com/imjlabel/306-7/index.html
購入はここ→http://www.japanimprov.com/cdshop/index.html
あるいはここで→http://www.ontonson.com/index_j.html


音楽への好奇心が強い人なら絶対購入してソンはないと、オレは思うけどね。