足立正生「幽閉者」情報解禁

otomojamjam2006-02-02

以前イギリスのレゾナンスマガジンに掲載されたデレク・ベイリーが日本について語ったインタビューが日本語に訳されています。間章のこと、田中泯のこと、ジョン・ゾーンのこと、ほんの少しだけ私のこともでてきます。ここで読めまーす。面白いですよ。
http://www.jazztokyo.com/derek-bailey/bailey.html



ところで、ずっと黙っていましたがいよいよ解禁。
実は今年の正月から足立正生監督作品映画「幽閉者」の音楽にとりかかっています。先日朝日新聞にもちらりと出ていましたが足立監督が映画を撮るのは1970年代初頭にパレスチナ赤軍に合流して以来だから実に32〜3年ぶり。オレなんかには到底想像も出来ない人生を歩んできた監督が32年振りに撮る映画って、いったいどんなものになるのだろうか。もうご存知の方も多いと思うけどジム・オルークがもっとも敬愛する映画監督で、今回ジムはサントラでギターを演奏してくれた上に出演までしている。撮影のほうは先月29日にクランクアップ。完成はおそらく5月くらい。上映がいつになるかはまだ未定。主演は田口トモロヲ。詳細は下記のサイトに出ております。お楽しみに。
http://www.geocities.jp/eiga13gatsu/Frameset.html




NYからの帰国後は、神戸の知的障害者のワークショップ、オスロにいってライブ、で、また帰国していくつかのライブ、昨日書いたある録音、Dシルヴィアンの録音、上記の足立監督作品や冨樫森監督の「天使の卵」の作曲録音をやりつつ、2年前のONJQリスボンでのライブ録音の編集(実質ONJQ名義での現時点でのラストレコーディング、ただしサックスは菊地成孔ではなくマツ・グスタフソン)、サンフランシスコのレーベルで作っているDVDの音源を作る毎日(このDVDは完成したらきっと皆驚くんじゃないかな。ものすごい作品になりそう)。アタマの中は沸騰しそうなくらいフル回転してもよさそうなんだけど、でも不思議なくらい落ち着いていて、なぜか逆にゆっくり、じっくりと動いている感じ。もしかしたら、今は、いい状態なのかもしれない。