録音、録音、録音
ここのところ日記をまめにアップできなかったのは、連日あるレコーディングで敬愛するエンジニアZAK氏のスタジオに詰めていた関係。連日録音、録音、録音。非常に充実したレコーディング環境。録音がなにより好きなオレとしては、最高に幸せな時間。自分の耳が開いていくのが良く分かる。いつもまわりにあるいろいろな音、ほとんど気にかけることのなかった音が録音を通じて輝いて聴こえたり、まったく別の世界の扉を開ける音になったり・・・これって録音の醍醐味だ。録音は明日で一区切りして、あとは2月末〜4月あたまにかけてさらに続きを。なんの録音かは今は内緒。素晴らしい作品が多分、今年の夏には発売になると思うので、そのときには種明かしを。
ところで2月9日新宿PITINNONJOの2日目に参加してくれるストリングスセクションのメンバーがほぼきまった。
小龍てっこ violin cello
千葉 広樹 violin
竹田和也 violin
塚田悠斗 violin
橋本修一 violin
成井幹子 violin viola
向山聡孝 viola
公文忠信 cello
このほかに、当日仕事の関係で参加できるかどうか現時点では決定できない人が1名の総勢8〜9名。前回9月のONJOスペシャルルに参加してくれた方から初対面の方まで。さらにこの日はもう一人の指揮者イトケンも参加して、わたしとダブルコンダクトになる予定。非常に楽しみ。ゲストの皆さんよろしくね!
12月にライブを見てくれた方ならわかると思うけど、ONJOが今の姿になって1年、すでに最初のピークを迎えているように思う。ピークが来るのは早すぎるような気もするが、でも、ここにくるまでにはONJQのころから通算するとすでに7年、実はものすごく沢山の山アリ谷アリで、とても時間がかかったのも事実。で、このピークは多分今を逃すと、もうどこかへ消えてしまうもののような気もしている。落ちてしまうというのではなく、多分、安定した状態なんてありえなくて、次のステージに移行してしまうような気がするのだ。無論そのあとにも、次のピークがまたくるだろう。でもそれは今の状態とは違うものだ。だから今のこの状態はどうしても録音しておきたい。そんなことを考えだしていたら、我等が4番バッター、アルフレード・ハルトからもまったく同じ提案。やっぱり今を逃すべきじゃない。そんなわけで今回の国内ツアーはぜひ録音して、ライブ盤にしたいと思っている。ライブを録音したいと自分から切実に思ったのは2002年のONJQ以来。2月の東京、名古屋、京都の4公演は、自分自身のこれまでの音楽人生の中でも、掛け値なしに重要なコンサートになると思う。