『天使の卵』録音終了
冨樫森監督作品「天使の卵」音楽録音無事終了。
録音1日、ミックス1日で全25曲、約40分。いつものオレの映画音楽より、かなり多目。それでも録音はいつものように1日。予算ないしね。でも、もちろん手は抜いてない。
メンバーは
江藤直子/ピアノ、ポジティブオルガン、
高良久美子/マリンバ、
四家卯大/チェロ
今堀恒雄/アコースティックギター、
関島岳郎/グレートバスリコーダー
音楽プロデュース、指揮 佐々木次彦
ご覧のとおり、全てアコースティック楽器。そして、ご覧のとおり、素晴らしいメンバー。これで音楽が悪いわけがない。
ところで、ここにでてくるポジティブオルガンってのは18世紀の欧州の古楽器。もちろん使うのも、現物を見るのも今回が初めて。いやその音色の美しいこと。空気が流れてパイプを震わせる振動、当たり前だけれど、スピーカーから出てくる音とは、もう根本的に異なる響きにうっとりしました。この楽器に限らず参加メンバーはみな楽器の音色の美しい人たち。映像、かなり締まったと思うけど、こまかい内容については例によって、現在まだ製作中ですので書けませ〜ん。あしからず。公開は秋。
さて、この後、次の2ヶ月で足立正生作品と、安藤尋作品が控えている。足立監督作品のほうはすでにジム・オルークのギターソロ演奏だけは録音している。これ名演です。で、それ以外のパートは、従来の映画音楽ではありえないメンバー、ありえない方法で録音予定。でも、これもまだ書けませ〜ん。あしからず。
ほかにも、この先いろいろあるのですが、疲れていて、今日はもう書けないや。あしからず。
とりあえずは今日録音を終えた音楽を全部頭の中から完全消去するために睡眠。
充分な睡眠、これで、今週後半から再びZAK氏のスタジオではじまる録音に向けて、頭のスイッチを切り替えることができる。