コペンハーゲンのエマージェンシー

otomojamjam2006-07-14

コペンハーゲン・ジャズ・フェス、芳垣安洋のバンドEmergency!の2days。今までのベストと言えるような演奏、そのままライブ盤を出してもいいんじゃ・・・って内容、かつ多くのお客さんもきてくれて、大成功と言っていいんじゃないかな。
あれだけいろいろなバンドに所属し、海外ツアー経験も豊富な芳垣だけど、彼自身のリーダーバンドとしては、今回が初の海外公演。


大成功おめでとう!




芳垣とのつきあいは本当に長い。出会ったのは多分1990年代の初頭。初共演はベアーズだったかな。お互い30歳になったばかり。初めて打ち上げの席では関西ギャグに負けまいとオレは相当頑張ったけど、いやいや、関西人たちの絶妙なボケと突っ込みには勝てるわけがない。よくよく考えてみたら、芳垣は北海道で育った時期もあったりして、純正関西人ではなかったんだけどね。それでも、彼の演奏のはしはしに、ほんのちょっと叩く一音にオレは関西人気質のようなものを感じている。ボケ、突っ込み、オチが一音の中に全て入ってる関西的マイクロコスモス・・・なんていったら言い過ぎか・・・ってかこれじゃ意味わからねえか。ま、オレはそう思ってるってことで。


芳垣は、先日来日したアルゼンチンのパーカッション奏者のサンチャゴ・バスケスと、こっちに来る前に東京で録音したばかり。この2人はオレの中ではとっても通じるような気がしている。どこがどう通じているかはきっとアルバムを聴けばわかるんじゃないかな。彼等の出会いは必然のような気がしている。どんな出来上がりになるのか今から楽しみ。



はじめて打ち上げをしてからもう十数年。その間世界中の何十という都市の居酒屋やバー、楽屋裏やらでオレ達は数え切れないくらいの打ち上げをしている。オレの映画音楽のかなりも彼の演奏だ。ONJO、GROUND-ZERO等々書き出したらきりがないくらい本当に多くのプロジェクトを手伝ってもらった。いくら感謝してもしたりない。でも、そんなことめんとむかって中々言えるもんじゃないもん。だから、今回彼のバンドのツアーメンバーとして、彼の初の門出を手伝えて本当に光栄。




今日はこれからCoreAnodeのリハ。ドラム3人フィードバックギター4人。コペンハーゲンのミュージシャン達にプラス芳垣や斉藤社長良一も参加。いってきま〜す。