P-hour と kahimi karieの新作

otomojamjam2006-10-24

体調も悪いしで、大きな声じゃいえないけどさ、JASR●CがYouTubeに削除依頼を出したって聞いて、ますますYouTubeが見たくなってきた。ふざけるな。よけいなことしやがって! え? だれがよけいなことしてるって? だれがふざけてるって? そんなこと大きな声で言えるか。




先週末は京都西部講堂のP-hourのラスト公演。結局わたしはP-hourがはじまってからの全7回全て参加することになりました。もう、いちいち書けないくらい、オレには思いで深い出来事が沢山あったフェスだけれど、ひとつだけ書くとしたら、やっぱり、あの強烈な50度を越えるステージでのはじめてのONJO公演。そしてその翌日の西部講堂でのスタッフ焼肉パーティかな。あのときは、まだ整体の高宮先生お元気だったなあ。
田村さん、P-hourスタッフの皆さま、本当にお疲れ様。 PAや照明、ステージスタッフのみなさん、いろいろわがまま聞いてくれて感謝してます。楽屋のおにぎりやカレー、おいしかったですよ。ステージの冷たい水もありがたかった〜。 ありがとう。


そのONJO公演で初共演したカヒミさんの新作「Nunki」が明日発売になります。
自分で言うのもなんですが、自信をもって非常にいい作品です。この2年半、一緒にツアーをしたり録音したりしながら、探ってきた成果でもあります。カヒミさんも、オレもずいぶん変わったんじゃないかな。自分の中では、今までにない大胆な作曲方法も取り入れています。なにより、こんなにアコースティックギターを弾いた作品はこれが最初。でもまあ、そういった作る過程の話はともかく、CD全体が素敵な作品に仕上がっています。
すっかり日本語がうまくなったジム・オルークが3曲、ヤン富田さんは2曲、わたしは8曲をプロデュースと作曲。詞は全曲カヒミさん。ジムもヤンさんも素晴らしい曲を書いています。実は、カヒミさんはジムにも、ヤンさんにも、そしてわたしにも、プロデュースするにあたり、まったく同じ依頼をしています。なのに、出来上がった結果がこうまでも違っていて、でも、どこかで共通していて、そのあたりもこのアルバムの聴き所。




あまり公表されていませんが、実は参加メンバーも豪華。
参加しているのはロンドンのハープ奏者でこの数年即興シーンで大きな注目を集めているロードリー・デイヴィス、石川高の笙、サイン波のSachiko M, 水や石を演奏してる外山明、 打楽器に仙波清彦、わたしの録音には欠かせない江藤直子org, 高良久美子vib, 水谷浩章b, 芳垣安洋ds ストリングスに四家卯大、沖祥子、コーラスにDOOPEES(このコーラス、まじで泣けます)。アコースティックギター小山田圭吾と、あとは私も沢山弾いております。
それからもうひとつ、ぜひ注目してほしいのはわたしのプロデュースパートの録音です。録音をしてくれたのはZAK。彼のストロボスタジオで、信じられないような様々な種類のマイクやマイクプリアンプを試しながら、今回のアルバムのコンセプトにかなうできうる限りの最良の録音とミックスをしています。
今月頭に発売されたカヒミ・カリィのDVD「KOCHAB」(こっちは全曲わたしのプロデュース)ともども、よろしく。





今日のマイクは、わたしの生まれた1959年製のReslo