帰国したら植木等さんが亡くなっていた

昭和30年代、オレがガキだった頃、坂本九とならぶ最大のアイドルといえばクレージーキャッツであった。お茶の間で見る日曜夕方のシャボン玉ホリデーが、ガキだったオレにどれだけ幸せをもたらしてくれたことか。ゴジラと同時上映されるクレージーの映画にどれだけココロ躍らせたことか。前にも日記に書いたけど、毎週のように開かれていた母親の実家の宴会で、3〜4歳だったオレの恒例の出し物は、植木等の真似をしながら歌うスーダラ節だったらしい（本人は全然覚えてない）。

昭和40年代までの幸せだった（子供だった）オレの記憶の多くはお茶の間に流れる歌謡曲やテレビの記憶とともにある。植木等をはじめとするクレージーキャッツの面々は、オレの中ではまちがいなくそんな幸せな時間の主人公であった。

心から冥福をお祈りします。

メキシコレポートは後日に。術後の体調のほうは順調に回復しております。