徹夜のままインチョン空港だ〜〜〜

otomojamjam2008-04-27

マーティン・ブランドルマイヤー、アクセル・ドナー、Sachiko M大友良英カルテットは、札幌、京都の公演をへて、山口でカヒミ・カリィ石川高ジム・オルーク、そして美術家の木村友紀と合流。山口情報芸術センターYCAMにて撮影と録音をしておりました。詳細はおいおい発表しますが、このYCAMで7月5日にオープンするわたしの展示作品『Ensembles』の中の作品『Quartets』の制作のために・・・とだけ今は発表しておきます。この『Quartets』、その名のとおり、私、木村友紀、平川紀道、ベネディクト・ドリューの4人の作家が関わり、2組のカルテット(8人の音楽家)と、さらに何人ものテクニシャンの共同作業で制作している音楽展示作品とでも言えるものです。多分これまでの考え方だとサウンドインスタレーションに近いとは思うのですが、もう少し積極的に音楽作品と言える展示作品になる予定。かなり時間的にも過酷な条件にもかかわらず、参加メンバー、それぞれのベストと言っても過言ではないほどの充実した演奏を、スタッフ全員ものすごい集中度で撮影、録音してくれました。感謝。




実は京都でも公演のあと深夜に京都の映像チームles contesのスタジオに行って映像の編集を。岩波書店から6月に出る予定のわたしのはじめての本『MUSICS』に付録でつくDVDを制作していて、今年にはいってから、何度かles contesのスタジオに足を運んでいたのです。で、結局ほとんど寝ずに山口入り。おまけにYCAM滞在中の3日間も、撮影のほかに、山のような仕事をこなし、結局最終日は深夜2時半まで撮影。そのままホテルに戻って旅支度ののち、朝5時半のタクシーで福岡空港へ。ここから大韓航空でソウルのインチョン空港まで飛んで、今はここのビジネスラウンジにおります。タクシーの中も、ソウル行きの機内でも爆睡。で、2時間後にはウィーン行きの機内。疲れたよ〜〜〜。駄々こねたいよ〜〜〜〜〜。はやくベッドで横になって寝たいよ〜〜〜〜〜(泣
とはいえ充実した撮影、録音だったんで気持ちはハイ、ハイ過労、すこぶる幸せ。う〜〜ん頭こわれてるのかしらん?




あ、この岩波本のDVD、les contesの手による編集、GOK SOUNDの近藤さんによる5.1ch mixと、おまけにするにはもったいないくらい、それだけでも充分発売できるくらいの充実した内容ですが、詳細は今はやっぱり内緒。本のほうも、書き下ろし語り下ろし満載、日本を発つ前に、ほぼ完成させております。あとは校正と装丁。装丁のほうは松本弦人さんが今急ピッチでやってくれております。これもすごい楽しみ。期待してまっせ〜弦人さん。


ウィーンではクリスチャン・フェネスのプロジェクトを4月30日に。これリハも3日間あって、行った翌日の朝から働かなければならない。大丈夫かオレ? 




写真はYCAMでの撮影現場と夕食のひとこま。

▼『大友良英 / ENSEMBLES』→http://www.ycam.jp/art/2008/04/ensembles.html