今日は
これから新宿PITINNで坂田明さんのセット。
音楽をはじめたころの憧れの人でもある坂田さんや井野さんと共演できるというのは、50の歳になってもうれしいものです。井野さんとは22年ぶりの共演。
メンバーは山本達久20代、Sachiko M30代、ジム・オルーク40代、オレ50代、そして
坂田さん、井野さん60代。5世代もいる! まあ、年のことはともかく、音楽的にも
このメンバーを集めた坂田さんのセンスに脱帽。楽しみです。
そしてクリスマスイブは恒例になった新宿PITINNスペシャル。
例年なら、カヒミさんや山本ちゃん、ジムで歌モノのイヴなんですが、ことしはカヒミさんの出産もあって(おめでとうございます!)、ちょっと趣向を、いやちょっとどころか大幅に趣向を変えて、PITINN的には直球ど真ん中、フリージャズで勝負します。これPITINN店長かんちゃんの強い希望でもあります。といっても、もちろんかつてのフリージャズそのままの焼き直しではありません。
今現在の音楽です。
それこそわたしにとってPITINNは、坂田さんのいた山下洋輔トリオや高柳昌行、富樫雅彦、翠川敬基と言った人たちのセットを70年代、80年代に聴きまくった場所です(正確には当時は違う場所にありましたが・・・、あ、ちなみに今PITINNのある場所はかつてはボロボロのストリップ劇場があったところで、ここにも70年代、十代のころいきました)。
10年やってきたニュージャズプロジェクトは、ONJOで一応の成果をだしてひと段落しましたが、でもジャズは、とりわけフリージャズは、わたしにとっては、逃れられぬ親のようなもの。ちゅうかここまで音楽に深く深くはいってしまった一番の原因になっている音楽ですからねえ。展示をやろうが、歌ものをやろうが、映画の音楽をやろうが、どんなに別のことをやってたって、この音楽が根っこにないと、オレ生きていけないもん。
ってことで、この先はあえてニュージャズと名乗らずに、このトリオの活動とソロをコアにしつつジャズというものに正面から向かうつもり。
ってことで
この日はデートとかしなくてはいけない人も、そうではない人も、イェス・キリストさんとはまったくエンもユカリもない夜を、新宿二丁目の地下ですごしてみてはいかがでしょうか。
え〜〜PITINNとしては、相当お金をかけてつくったPITINN特性の金属製ストラップをご来場者全員にクリスマスプレゼントしてくれるそうです。
12月16日(水) 新宿PITINN
『坂田 明 2 DAYS』
坂田明(as cl)、ジム・オルーク(p)、井野信義(b)、山本達久(ds)、大友良英(g)、Sachiko M(sinewaves)
http://www.pit-inn.com/
12月24日(木) 新宿PITINN
大友良英トリオ:大友良英(g)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds)
恒例になったクリスマスイヴスペシャル、ことしは、直球ストレート、現在進行形のフリージャズでいきます!
http://www.pit-inn.com/