PITINN初日終了
PITINN初日しょっぱなの阿部芙蓉美さん、なんだかひとまわり大きな歌い手になったような感じでした。3年前に二人で作った曲「その街のこども」が、なんだか別の曲のように大きく羽ばたいてくれました。来年は、ぜひどこかでじっくり共演できれば。
そして9月のアメリカツアー以来になる鈴木昭男さん、吉増剛造さんのセット。会場にいらした方には、その凄さは充分に伝わったと思います。わたしより20歳も年上のお二人の、ここまで素晴らしい演奏を目の前で見ることが出来るというのは、大袈裟でもなんでもなく、わたしにとっては大きな希望です。歳をとるということが衰えを示すのではなく、より凄いことが出来る可能性になるわけですから。もちろん、そのためには、それなりのことをしていかねばという思いも込めてですが。それにしても本当に凄かったなあ。
昭男さんはなんと37年ぶりのPITINN出演。これを実現出来ただけでも、満足な上に、吉増さんは、アメリカ公演同様終演後ずっとステージから、PITINNの歴史をまじえつつ客席に語りかけていて、この時間が素晴らしかった。
さて2日目の28日は、昼の部がタブラのユザーンとのDUO。彼のツイッターをそのまま引用させてもらいます。
「 明日12/28の15:30から、新宿ピットインで大友良英さんとのデュオライブをします。平日の昼間からギターとタブラによる即興演奏を観られる数少ないチャンスですよ! 普段はなぜ平日の昼にライブをしないかというと、お客さんが集まらないからです。」
苦笑、え〜〜、さすがに、年末のしかも締め日のド平日の真っ昼間、全然チケット売れてません。ということは一人で3席くらい独占して寝ながら見れる可能性があるということであります。飛行機で言えばエコノミーなのにビジネスなみ。ユザーンの言う通りまたとないチャンスです。
そして夜のほうは、テニスコーツにプラス梅田哲也とSachiko M、それにわたしというセットです。もう完全に従来のPITINNではなくなります。これも決して録音できない体感の世界であります。どうかお見逃しなく。
ところで3日目のノイズ電車ですが、この日は、PITINNがノイズ電車の車内に変貌・・・といっても低予算ゆえ、多少ドリフっぽくなる可能性も。なんてことを言っていたら、設営チームからクレームが来ました。どうやら、設営の為に、実際の飯坂線のロケまで慣行、映画の美術関係者まで巻き込みもすごい力を入れて、PITINNノイズ電車化計画を進めているようです。そんな予算どこにもないのにどうしようと思いつつも、わたしとしても負けていられません。PITINNの店長に頼んで、スペシャルアナログ版の入手を検討中。伝説のノイズ電車DJ登場の可能性も。
あ、そうそう、この日は、本物の電車の車掌や電車の運転手の格好をして来てくれた方は入場無料にします。特に現役の車掌さん、電車の運転手さん、よろしくお願いします。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
大友良英 4デイズ 8連続公演
ーー「大友良英他著/シャッター商店街と線量計」出版記念ーー
28 昼 大友良英(g)+ユザーン(tabra) ライブ & トーク
夜 「大友良英 One Day Ensembles」
大友良英(g)+テニスコーツ(さや vo、植野隆司 g)
+梅田哲也(使用機材未定)+Sachiko M(sinewaves)
29 昼 大友良英ソロ
夜 「ノイズ電車 in PITINN」
jojo広重、junko、美川俊治、広瀬淳二、大友良英
ノイズ電車設営 アサノコウタ他ノイズ電車精鋭メンバー
30 昼 大友良英+ReddTemple
(佐藤裕貴 b. vo、荒川淳 g.vo、室井桂太 dr )
夜 「大友良英 Invisble Borders」
大友良英(g) 鈴木広志(sax) 今込治(tb) 木村仁哉(tuba)
大口俊輔(acc) 芳垣安洋(ds)
会場 新宿PITINN
電話 03-3354-2024
http://www.pit-inn.com/topics_j.html
昼 開場15時、開演15時半 料金 前売2500円 当日3000円
夜 開場19時半 開演20時 料金 前売3000円 当日3500円
この4日間は開場でCDや本のスペシャルバーゲンも行います。また「大友良英他著/シャッター商店街と線量計」を会場で購入の方、あるいはお持ちの方には、CDほかのスペシャルプレゼントも用意してます。