あまちゃん音楽マメ知識(2〜3週)とフライング情報
まずはフライング情報から
【あまちゃんフライング情報1】今もまだ「あまちゃん」劇伴の録音つづいておりますが(すでに200曲超える勢いです)、待望のサントラCD6月後半にビクターより発売決定しました。劇伴録音と平行して、今日から選曲に入ってます。詳細、2〜3日中には発表になると思いま〜す。
【あまちゃんフライング情報2】リクエストの多かったあまちゃんのテーマ曲の吹奏楽用楽譜公式版「ブラスバンド楽譜(テーマ音楽➕劇中音楽)」も6月初旬発売の方向で動きだしました。劇伴からも代表曲数曲入る予定です。ちなみにテーマのピアノソロ譜は、近日中にNHKで無料配布予定ですので、こちらもお楽しみに。
ということでお楽しみに!
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
先週から今週にかけての【あまちゃん音楽マメ知識】で〜す。
すこしだけ改変してます。
【あまちゃん音楽マメ知識7】月曜になりました。オープニングテーマ今日は少し長めです。というのも週はじめは出演者名だけでなくスタッフ名も出るからなんです。サビからAメロにもどるところで何段階か転調、最後のメロは出だしより高いキーになる展開は月曜のみ、チェックしてみてください。
【あまちゃん音楽マメ知識8】大吉が歌うゴーストバスターズ、実はこのためだけに作ったオリジナルカラオケです。作ったのはギタリストの高井康生。スナック梨明日で流れそうなカラオケってどんなかって設定から考えて作ってもらいました。この先もたびたびカラオケシーンが出てきますが、全てオリジナル音源です。楽しみに。
【あまちゃん音楽マメ知識9】本日劇中で使われた曲はゴーストバスターズのほかに、高橋真梨子「桃色吐息」、アルフィー「星空のディスタンス」、杏里「悲しみがとまらない」いずれも1984年のヒット曲です。余談ですが、そのころ25歳だった私は、即興演奏やノイズの世界に憧れて地下に向けてまっしぐらの青春でした。
【あまちゃん音楽マメ知識10】主人公アキのおじいちゃん(蟹江敬三)が出てくる回想シーンに流れる劇伴、ご存知の方も多いと思いますが宮沢賢治作曲「星めぐりの歌」をアレンジしたものです。原曲にコードを付けて、拍子も少しだけ変えました。メロディを吹いているトランペッターは佐藤秀徳です。
【あまちゃん音楽マメ知識11】劇伴作りが私の役目ですが、その音楽を効果音や台詞とともに劇中に的確につけて行くのが音響デザイナーの役目です。チーフの加藤直正さんを筆頭に、佐々木敦生さん、鈴木希弥さんの3人体制。演出や編集、音響のチームワークあってこそ劇伴が生きたものになるのです。
【あまちゃん音楽マメ知識12】通常ドラマの劇伴は放映前に仕上げますが、今回は今も音楽製作中で缶詰状態。現時点で台本も19週目、先の展開をみながら同時進行で制作しているためです。おかげで放映の反響をみながら曲が作れるという利点があって、皆さんの反応多いに参考にさせてもらってます。
【あまちゃん音楽マメ知識13】劇伴で印象的なリコーダー(縦笛)を吹いているのはサックス奏者の鈴木広志さん。高級品と普及品のリコーダーをスタジオに持って来てくれましたが、あえてどこにでもある普及品を吹いてもらいました。なぜだか、このほうがあまちゃんの世界の感じが出るんです。
【あまちゃん音楽マメ知識14】劇中に出てくる流行歌やカラオケの指定、多くはクドカンさんの本に出ているものです。でも、この先NHKの演出や音響デザインのチームが工夫をこらして入れて来るものもあって、おっ、あの楽曲がなんてのも。そのうちオリジナルの楽曲も出てきますよ。お楽しみに〜。
【あまちゃん音楽マメ知識15】2週目のラスト春子が電車から飛び降りるシーンは私も見ていて泣きました。3週目の冒頭はまったく同じシーンではじまるんですが、2週目と異なり、コミカルな音楽が付いてます。見え方どんな風にかわってるか見てみてくださいね。
【あまちゃん音楽マメ知識16】テーマ曲は40人編成。ストリングスは別日に録音しましたが、ブラスやリズムは旋律とコードだけが書いてある譜面を使って、その場でヘッドアレンジしながら録音しました。即興的なからみや、その場で変更した個所もあって、みなでわいわいやりながらの録音でした。あの音楽が楽しく聞こえるとしたら、そんなことも、理由なのかもしれません。