ええじゃないか音頭 ロングバージョン ついに配信開始!

otomojamjam2013-08-05

ええじゃないか音頭、DIY FUKUSHIMA!で配信はじまりました。


http://p.tl/0pcG


なんと全長12分弱、プロデュース作曲はわたくし大友良英。作詞はプロジェクトFUKUSHIMA! オールスターズ。リードヴォーカルは遠藤ミチロウにマダムギターこと長見順。強力な演奏メンバーは下記を参照ください。
遠藤ミチロウさんの福島弁によるラップは、日本のパンク史をゆるがすような大事件だとオレは思ってます。同じDIY FUKUSHIMA!で、ミチロウさんの名曲「オデッセイ」の福島弁バージョンも配信はじまってます。日本のパックをつくって来た人が還暦をすぎて、渋くなったりするのではなくよりパワフルになり、さらには自分自身のネイティブな訛りでパンクのまま歌いだしたことに、猛烈に感動してます。これ、すごいことだと思います。


そういうオレは福島で十代の10年を過ごしていながら福島弁が話せんません。9歳まで育った横浜のハマ言葉も、今でははなせません。自分がどこの言葉のネイティブなのか全然わかりません。だからお国言葉というか地元訛りの話をするのは嫌いでした。でも、たぶんあまちゃんをつくって行く中で、宮藤さんの本やアキちゃんのへんな東北弁に接しているなかで、そんなネイティブ性みたいなもの、どうでも良くなってきました。あまちゃんはオレのトラウマみたいなもんも静かに溶かしてくれたような気がしてます。あんまり好きじゃなかった盆踊りをつくることに、こんな熱くなってるのもそのせいかもしれません。熱くなりすぎて12分もの盆踊りをつくっちゃいました。


ミチロウさんのラップの部分の歌詞はわたしが書きました。それを福島弁で歌おうって決めたのはミチロウさんです。福島ネイティブで故郷からずっと離れていたミチロウさんが福島弁で歌い、東京生まれ等今日育ちで福島には縁もゆかりもないのに、なぜか福島に長く住むことになったマダムギターが歌い、ひとりひとりが、みんな違う訛りや、育ちをしてるひとたちがよってたかってつくった盆踊りです。


この音頭の売り上げがフェスティバルFUKUSHIMA!の資金源になります。300円以上の値段は自由に決めてください。寄付金だと思って、沢山いれてくれたら嬉しいです。



ええじゃないか音頭ロングバージョン
【演奏】 大友良英(ギター、アレンジ)、長見順 a.k.a.マダムギター(ギター)、近藤達郎(ハーモニカ、オルガン)、江藤直子(ピアノ)、大口俊輔(アコーディオン)、富山恵理子(グロッケン)、松本治(トロンボーン、トランペット、金管アレンジ)、鈴木広志(サックス、フルート、リコーダー、木管アレンジ)、江川良子(サックス、クラリネット、リコーダー)、 木村仁哉(チューバ)、ナスノミツル(ベースギター)、仙波清彦(パーカッション、パーカッション・アレンジ)、小関純匡(パーカッション)、小林武文(パーカッション、チャンチキ)、谷口雄介(パーカッション)、Izumi(パーカッション)、岡地曙裕(ドラムス、パーカッション)

【コーラス】長見順遠藤ミチロウ大友良英、近藤達郎、江藤直子、大口俊輔、松本治、木村仁哉、ナスノミツル仙波清彦、小関純匡、小林武文、谷口雄介、Izumi、岡地曙裕、柏木友紀、佐藤久美、富山明子、沼田夕妃、佐藤隆範、森彰一郎、森富一喜

【録音】エンジニア 近藤祥昭 / スタジオ GOK SOUND 吉祥寺 2013年5月28日、6月3〜4日
【プロデュース 作曲 ミックス】 大友良英 
【作詞】プロジェクトFUKUSHIMA!
【振り付け】珍しいキノコ舞踊団+プロジェクトFUKUSHIMA!