長崎組映画音楽

長崎組、何度か編集途中の映像を見て、今日監督やプロデューサーといろいろ話をして、すこし方向が見えてきました。今日いったオフィスシローズでは、久々のKプロデューサーや、前回も書いた十勝花子似のMプロデューサーにも遭遇、みな、一緒に仕事をするのが本当に楽しみな独特のキャラの愛すべき人たちです。今回のプロデューサーは中原俊監督のときに世話になった役者のような美男子の東さんと、オフィスCの親分、かつてATG映画をやりつつ、ドリフの8時だよの構成作家もやっていた元ボクサーの佐々木史郎さん。みなでいろいろ意見をだしあって、なんとなく最初の方針と、今後のスケジュールみたいなものが見えてきました。
映画音楽は、それこそ毎回、監督や映画の内容、予算によって、まったくやりかたが異なるのですが、その製作過程は、配信や雑誌に書いてきたJAMJAM日記で簡略して紹介してきた程度なので、今回はわりとマメに報告して行こうと思っています。20世紀の手工業的なやりかたが色濃くのこりつつも、遅れたデジタル変革の波をもろにかぶっているこの世界の監督や職人達との共同作業は、本当に、いつもいつもエキサイティングで勉強になって、ときに腹もたって、それでも面白いことだらけです。どこかに書かなければ、そういった変化しつづける世界の断片は、作品以外ではどこにものこらないような気もします。そのくらいこの10年の映画のポストプロダクションの世界の変化は激しく、この先も激しく変わるような予感がしています。音楽ということだけではなく、映画についている様々な音のなかで、自分になにができるのか、今回で28本目。死ぬまでに100本いけるかな(笑  そうだ生涯100映画を目標にしよ。根拠ないけど、山本精一の生涯100バンドにならって・・。