Filament@London

otomojamjam2005-06-01

昨夜はロンドンのエレファントキャッスルの鉄道高架の下に新しく出来たギャラリー「CORSICA STUDIO」でFilament。小さなギャラリーは満員。100人くらいはきていたのかな。15分に1回くらい列車が通過するのがここの欠点・・・というよりは特徴で、ぼくらも列車の音とともに演奏した。このうるさくも素敵な音との共存を強いられるってのが、ちょっと面白い。今日はかなりの弱音から、やや大きな音まで。ステージではなく客席の中にセットして会場の3点に置かれた変則のPAを上手く使ってのコンポジション
対バンは今回ナンシーやサンチェチェンヌで同じ日に演奏していながらスケジュールの都合
でちゃんと見ることのできなかったユタ・カワサキとジャンフィリップ・グロスのアナログ電子音DUOと、ロードリー・デイビスのハープソロ。どちらも美しくて、素晴らしい演奏でした。Filamnetのロンドン公演は99年以来だから6年ぶり。こっちもすごいいい演奏が出来たと思う。おとといのONJEは演奏はともかくPAがいい状態ではけっしてなかったのでSachiko Mは終わったあともぶつぶつ文句を言っていたのだけれど、きょうは満足気。
最近のロンドンの若手シーンはロードリーやマーク・オステル、今回の企画もやってくれたベン(ベネディクト・ドゥリュー)等々かなり面白くて、もしかしたら、この場所が東京のオフサイトのような場所になるのかもしれないなあってちょっと思いました。そうそう香港で15年前に知り合ったクリスパー・エクサーもきてくれました。彼今自動車のエンジンをコンピュータで制御する楽器を2年がかりで作っているそうで・・・あはは、もうあいかわらずすごい。


そんなわけで昨日は、やっとゆっくり寝て、ゆったりとした日常がもどってきた感じ。水谷くんからも無事帰国のメールがはいり、とりあえずほっとしています。なんとかサバイブした〜ってのが偽らざる実感。よく死なずにここまでこれた(苦笑
メンバーのみんな、そして今回、全行程同行してくれていろいろサポートしてくれた圭子ちゃん、前半きてくれた彩子ちゃん、そして各地の主催者やそのサポーターの皆さん、会場に来てくださった皆さん、心から感謝しております。ありがとう!



昨日の日記で今日レゾナンスFMで生放送ってかいちゃいましたがだれに聞いても生放送なのか、録音だけで、放送は後日になるのか、その両方なのか、よくわからない。この少しくすんでいて、よくわからない感じが実にロンドンぽい。そんなわけですいません、みなさんレゾナンスFMのサイトをチェックしてみてください。やるとしたら今日の8時のONKYOUDOの時間だとおもうのですが・・・あ、この局はネットでもきけます→http://www.resonancefm.com/index.htm  カヒミさん、Sachiko M、ロードリー・デイビス、そしてわたしが演奏、それからインタビューやお話も予定しています。