『see you in a dream』 編集中

otomojamjam2005-07-24

さがゆき sings 中村八大のタイトルは『see you in a dream』 になりそうです。とっても気にいっている。
『see you in a dream』の仕事にかかりだしてすでに1年以上。録音からも10ヶ月。編集をはじめて半年。最終的な作業にはいって1ヶ月。ようやく見えてきました。さっき名曲「夢で逢いましょう」の編集を終えたところ。この曲はさがさんと山本精一の泣けるくらい素敵なDUOになっている。
きのう家にもどってからは、とりわけすごい勢いで作業が進んでいる。ずっと出来なかった曲のいくつかの方針が見えてきて、わずか3〜4時間であげてしまったり。1年に2〜3回だけ、ものすごい勢いでどんどん作品が出来る瞬間がある。自分でもおどろくくらいアイディアがでてきて、体力もでてきて、つくっていて面白くてしょうがなくなる瞬間。多分部屋にいるオレを他人がみたら目がすわっていて、無精ひげにまみれて、ただの頭の壊れたおっさんにしか見えないかもしれないけど、事実、本当に頭が壊れかかってるおっさんだ。オレは酒ものめないし、ノードラッグだけれど、こういうときは脳内でなにか麻薬みたいなものがでているのかもしれない。いつもこんなだったらすごいことになるのに、ま、こういう時間は1週間から2週間くらいしかつづかない。野球で言えばきっとホームランを毎打席連続で打つような瞬間だ。だからスイッチがはいっているうちにどんどんやる。どんどん作る。7月末にに大阪で『see you in a dream』のマスタリングをする予定だけれど、それまでにはなんとか間に合いそう。
さがさん、編集したもの今日にでも、そっちに送りますから、もう少しお待ちを。
発売はFMNサウンドファクトリーから10月を予定。参加メンバーは栗原正己、関島岳郎、近藤達郎、高良久美子芳垣安洋坂本弘道津上研太山本精一Sachiko M,そしてもちろんさがゆきと大友良英。2枚組み、岸野雄一さんのノートやインタビュー、湯浅学さんが渋谷毅さんにしたインビュー、さがさんやわたしのインタビューもはいったブックレットつきのボックスになる予定。 お楽しみに。


今日の写真は京都の展示にチラシにもつかわれていた古いステレオポータブル。