ONJO Berlin公演 2日目

otomojamjam2006-03-20

氷点下のベルリンからメンバー全員無事もどりました。


ベルリン2日目、3月19日の公演は、ONJOのレギュラーの演目、こちらのほうも大盛況のうちに終了。1991年以来ベルリンでは数え切れないくらい公演をしてきたけれど、自分のバンドを率いてレギュラーの演目をやるのは、実は今回が初めて。



セットリストは
HAT&BEARD  
Something Sweet Something Tender
Out to Lunch  
Lost in the Rain
Gazzelloni 
柔らかい月
Straight Up and Down
  +真夜中の静かな黒い川の上に浮かび上がる白い百合の花 
Encore
・EUREKA 〜 Climbers High Ending  


メンバー
カヒミ・カリィ(vo) Axel Doner(tp)
Alfred Harth(ts)  津上研太(as)  石川高(笙)
Sachiko M(sine waves)  高良久美子(vib)
水谷浩章(b) 芳垣安洋(ds tp) 近藤祥昭(sound)
大友良英(g, conduct)
スペシャルゲスト 伊集加代(vo)


この日も「柔らかい月」以降の曲では伊集加代さんがゲスト参加、本当に素晴らしい歌声でした。日本の公演でもぜひいつか呼びたい。


メンバーは昨日のメンバーに加えトランペットにアクセル・ドナー。日本の公演とアレンジを変えたのはオープニングとGazzelloniでカヒミさんが日本語のテクストを使ったところ。これも素晴らしかった。それにしても1ヶ月もしないうちにバンドのサウンドや即興のあり方がどんどん変わっていく。メンバー皆が、自由の羽根をつけて思い思いの方向に飛び出しつつも、でもしっかりバンドのサウンドになっている感じ。ドイツ南西放送のプロデューサーをはじめとしたキュレーターたちの顔も見え隠れしたりして、多分これからも欧州でのONJOの仕事は確実に増えていきそうな気配。今回もPAの近藤さんにマルチを回してもらっているので、録音さえよければ、このテイクもライブにはいるかもしれない。


会場にはアネッタ・クレブス、クリストフ・クルッツマン、スベン・ヨハンセン、デビッド・モス等ベルリン在住の素晴らしいミュージシャン達の顔も沢山。NYやロンドン以上に、友人のミュージシャンの多いところだけに、本当ならもう少しゆっくりしたかったけど、今回は残念ながら2公演のみで、すぐに日本に帰国。いずれ別の機会にまたベルリンにはゆっくり行きたい。





あ、ところで浜田さんの日記や、仙台のstore15novの日記、沼田順の日記によると、ONJOの写真が大きく出ている新聞記事が共同通信系列の地方紙にでているらしい。非常に熱心な記者からの取材だったんで、なにが書いてあるのがぜひ読みたいんだけど、これ、誰か送ってくれないのかしらん? 





そいや、雑誌の「現代ギター」にもわたしのインタビューや譜面がでていたらしいのだが、うちに送られてもこないしで、出ていることすら知らなかった。だいたい非常に忙しいときに、かなり無理をしてインタビューの時間をつくり、その上譜面まで書いたのに、原稿段階の内容チェックもなけりゃ、雑誌も送られてこないなんて経験は初めて。チェックもなしでインタビューが出るってどういうこと???  頼むときだけは低姿勢。で、あとはそのまま。
これは、はっきりと不快! 内容にいったい誰が責任をとるわけ?
こんなことが起こると、インタビューなんて受けたくなくなる。