メンテナンス前にあと二公演ほど

otomojamjam2007-02-20

カヒミ・カリィ東京公演、ご来場ありがとうございました。
CD『Nunki』の企画の打ち合わせを最初にしたのが2005年の夏。あれから1年数ヶ月。ONJOカヒミさんとやっている世界ではなく、カヒミさんの考えている方向の中で、何が出来るのかを、自分自身の音楽と行き来しながら考えてきた成果、ある程度は出せたのではと自負しています。ジムをはじめとしたメンバーにも恵まれて、満足のいく充実したコンサートでした。MP3で聴く用に作られた人口甘味料だらけのポップスじゃなくて、こういうポップスがあってもいい、そういう音楽を強く志向するカヒミさんのような歌手がいてもいい、そういう風に思います。終了後はスタッフやメンバーたちと明け方近くまで打ち上げ。この数日の緊張がふっととけた幸せな時間。なぜか打ち上げの間も、そして昨日も、頭の中を公演でもカバーしたバカラックの曲がずっと流れておりました。
25日の京都公演も今からとっても楽しみ。 このバンドの公演が東京、京都の2回だけなのが本当に残念。



25日の京都公演の前にもうひとつ。カヒミさんの公演でも一緒のジム・オルークSachiko M、ロードリー・デイビス、ZAKが出演するコンサートが23日、浅草のアサヒ・アートスクエアであります。へんてこりんな金色のオブジェがのっかってる、みんながウン●ビルと呼んでるあそこです。出し物は、足立正生監督作品「幽閉者」のサントラのために作曲した音楽のライブ演奏。共演は上記4人に加え、飴屋法水さんが様々なオブジェを使って物音を出したり、予測不能の即興ブギーギタリスト秋山徹次が予測不能なことをしたり、生西康典×掛川康典の2人が足立正生の映像をもとに強烈なライブ映像を作り上げてくれる予定。これだけのメンバーです、単にサントラの音楽を再現するといのではなく、PAの設置方法も含め、通常のコンサートとはまったく異なる音場をつくり出す予定です。詳細を書きたくてうずうずしてますが、音を聴く前にネタをばらしてしまうと、せっかくの聴いて発見する楽しみが半減してしまうと思いますので、そのへんはぜひ会場にいらして確認してみてください。


オープニングアクトは、足立監督本人とわたし、佐々木敦司会による短い対談も予定しています。これもまた予測不能の監督発言もお楽しみください。
ご来場の皆様の中から抽選で10名に足立監督とわたしのサイン入り「幽閉者」ポスターを10名にプレゼントします。

                                                                      • -

『幽閉者』公開+サントラCD『大友良英/幽閉者』発売記念LIVE
2007年2月23日(金)
18:00開場/19:00開演
予約3,000円/当日3,500円(全自由席)
チケットのご予約はこちらから

出演:大友良英(g,TT, perc)秋山徹次(g)、飴屋法水(物音)、ジム・オルーク(g,syhnth)、
Sachiko M(sinewaves)、ロードリ−・デイヴィス(harp)
オープニングアクト 足立正生佐々木敦大友良英 
LIVE PA:ZAK
映像:生西康典×掛川康典
映像協力:白尾一博、岸本智也(NATIVIZION)

問合せ:P3 art and environment 03-3353-6866
http://www.p3.org/aas/070223/index.html
総合問合せ:HEADZ(03-3770-5721)
http://www.faderbyheadz.com/
会場:
アサヒ・アートスクエア(アサヒスーパードライホール4F)
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
http://www.asahibeer.co.jp/csr/philanthropy/artsquare/

                                                                • -


今日はdounbt musicの沼田順とともにGROUND-ZEROの1992年のライブ音源のマスタリングを吉祥寺のGOK SOUNDでやっておりました。ものすごい音源です。メンバーは大友良英(g,TT) ヤマタカEYE(vo)、広瀬淳二(sax)、加藤英樹(b)、植村昌弘(ds)。これ本当に自分なのってくらいクレージーで強烈。こんなすごいことやってたのに、お客さんたいして多くなかったなあ、あの頃。多分5月くらいに発売予定。お楽しみに。



ところで昨日のこと、ステージ上でうっかり居眠りをしてしまい、ふと目がさめたら会場からは割れんばかりの拍手、でもメンバーが悲しそうな怖い顔をして俺を睨んでいる・・・という恐ろしい夢を見たんですが・・・。これ、もしかしてオレも古今亭志ん生のレベルまで行ったのかも、なんて一瞬ぬか喜びしたんですが、でも、どう考えても違うわ。んなぁわきゃねえもの。よくよく考えるにですねえ、多分、これって要は疲れてるってことじゃなかろか。自分じゃ元気なつもりでいるけど、体が悲鳴をあげているってことじゃなかろか。実際いつから休んでないのか見当もつかない。



2月25日の京都公演が終わったら、体のメンテナンスをするために少しの間、世間から消えます。その間、日記をアップできるかどうかは未定。復帰は3月下旬。
そんなわけで、あと2公演、お時間あるかたはぜひぜひいらしてください。どちらも充実した公演になると思います。