Musique Actionレポート1
ここナンシーは連日初夏のような快晴。きもちいい。今日8日は、10日にやるIvisible Songsのリハ。浜田真理子の歌、山本精一の歌とギター、アルフレート・ハルトのサックス、近藤達郎のキーボードと歌、ナスノミツルのベース、芳垣安洋のドラムと歌、Sachiko Mのサインウェーヴと歌、ZAKのサウンド、そしてわたくし大友良英のギターと歌。いいかんじでいけそうです。
リハがおわってからは、フェスのほうでフランスのフィルムコラージュ即興ユニットといっていいのかな、ジェローム・ノッタンジェ率いるメタムキンを。数年ぶりにみる彼等、やっぱいいですねえ。さすが。ジェロームはわたしと同じく、昨年胆嚢摘出手術をしていて、ま言ってみれば中年の内蔵欠落仲間。青山真治や藤井信雄もそうですが、胆嚢のない大人の時代なのだ(うそ)
え〜、ほかにも今日はべレスフォード、ノエル・アクショテ、アンドリュー・シャープリーの、なんというか、実にしょうもない感じの、最高にデリシャスな、これぞ即興というようなへろへろの演奏でとても幸せになったり、最若手のコントラバス奏者クレイトン・トーマスの演奏がとっても良くて、うなったり、昨日にひきつづきエチオピアのサックス奏者ゲタチュウ・メクリアのソロにほれぼれしたり、The Exにフェスの主催者ドミニクが飛び入りしたのに大笑いしたり、飴屋法水さんやコロちゃんと1歳半になるこどもちゃんと遊んだり・・・いや〜フェス楽しいっす。
明日9日は幽閉者の本番。さてさてどうなるか。
え〜と、昨日募集したYCAMのボランティアですが、早速いくつか問い合わせ、ありがとうございます。遠方だけどいいでしょうか・・・という問い合わせ2件、もちろんOKっす。ただ宿泊場所のこととかあるので、その辺はYCAMのスタッフに相談ください。わたしでも大丈夫でしょうか・・・というのも。え〜と大丈夫ッスよ、多分。別に厳しく指導とかそういうの一切なくて、マイペースに工作・・・って感じですから。1時間にひとつ出来るひともいれば、1日に一個でも全然OK,その人のペースで大丈夫です。
ちなみに仙台のときは、みんな地下の工作室で、黙々とターンテーブル加工していて、ときどきピーとかブブブッとか、ガリガリとか音がしていて、それはまるで、なにかすでに音楽作品を聴いているような感じともいえるし、単に工場みたいともいえるし、昔のスパイ映画の工作員みたいでもありって感じで、なんか、理由わからないけど、すごく楽しかったのだ。今回のコラボレーターの青山さんもあのときのこと5月8日の日記に書いてますが、ほんとそんな感じ。またあれが出来るのかとおもうとうきうき。わたしで大丈夫かな・・・なんて心配は無用ですので、ぜひぜひいらしてくださ〜い。
青山泰知日記→http://store15nov.blogzine.jp/diary/
ボランティア募集の詳細は→http://www.ycam.jp/news/without-records.html
『Ensembles』展の総合サイト→http://www.ycam.jp/art/2008/04/ensembles.html
写真は上がギターをひく主催者のDominique、下はクレイトン・トーマスとジョン・ブッチャー、それにコロちゃんとこどもちゃん。