龍神村、響きあう手・・・今日は下北沢レディージェーンでソロ

otomojamjam2009-05-10

ぎっくり腰のまま和歌山県龍神村に行って、竹紙作家菅野今竹生の竹の紙を作っている手を撮影、録音。撮影は小林正、録音はオレ。職人の手の動きとそこから生まれる音はそれだけで、なんの演出をしなくても美しい。

撮影、録音されたものは、9月から京都のギャラリーテラで開かれる展示「hands−響きあう手」という作品の重要なパーツになる。これも[ENSEMBLES 09 休符だらけの音楽装置]展の一環。


当初は、仕事場の龍神村での彼の仕事のライブ映像・・・という風に考えていたけど、録音中も様々な鳥や虫、動物の声、風、水といった様々な自然の音の環境が、豊か過ぎて、手の出す音だけにフォーカスあてて録音するのは難しかった。背景のこうした音たちを使うか、それとも手だけの音にするか、要検討。後日、彼に出て来てもらって、スタジオで撮影、録音しなおすことも検討する必要がありそう。


わたしがはじめて龍神村に行く・・・ってこともあって、中学の同級生でもある菅野くんは、わざわざソロのライブも企画してくれた。村の人たちがあつまってくれて地元の名物茶粥をはじめとした、様々な食材がふるまわれ、いつものライブとは全然ちがう、手作りの素敵な時間だった。楽しかった。みなさん、ありがとう。
この日のライブも撮影、録音していて、展示のパーツになるかもしれない。


それにしても、あいつ、村のみんなに好かれてるなあ。お互いあのコロからは想像もつかないような人生を歩んでるわけだけど、あいつがみなに好かれているところは中学のころそのままだ。
手伝ってくれてるみんなのためにも、いい作品にせねば。






さて、今日10日は19時30分から下北沢レディージェンでソロ。
70年代からつづくフリーミュージックの牙城、多分、今ある場の中で、当時そのままという意味では東京では一番古いのではないかなあ。ここのお店も、ぼくら音楽家だけではなく、役者、映画関係者といった様々な人たちのいろいろなドラマがあった場所。龍神村とはまた違うけど、人と人がつながる中で、なにかが生まれてきた場所という意味では同じだ。
下北の開発計画で、お店、無くなってしまわないことを祈るばかり。


今日は、先日横浜でもやった「ギターときどきうた」、ノイズまみれのジャズと歌謡曲、映画音楽の即興ライブです。 レディジェーンでお会いできますことを。
http://www21.ocn.ne.jp/~bigtory/live/live0905.html