『兵器のある風景』
一昨日は再び「アブラクサスの祭」のノイズ録音。昨日は「東京島」の録音2日目。ストリングス群や声が加わりすごいことになってます。で、今は新幹線の中。今日はこれから神戸に行って音遊びの会のリハ。音遊びの会、21日、22日の東京公演よろしく。みんな、はじけてますよ。
さて!
本日14時より六本木俳優座で『兵器のある風景』がはじまります。
演劇に音楽を正式に提供するのは(勝手に使われているのは別にして)実に十数年ぶり。その十数年前に一緒にやったのが劇団燐光群。当時は彼等といくつかのステージをやったり、わたしのセットに参加していただいたこともありました。
今回はその燐光群を主催する坂手洋二さんが俳優座という新劇のフィールドで演出する舞台です。もちろん新劇の舞台に音楽を提供するのはこれが初めて。俳優座の音響の大ベテラン、巨匠小山田昭さんの見事な仕事ぶりに関心させられました。
というわけで、坂手さんとは本当に久しぶり。今回フィーチャーされているSachiko Mは、実は、90年代前半は燐光群でアナログテープやサンプラーを駆使しつつ音響を作っていて、彼女が坂手さんと仕事をするのも同じく十数年ぶり。
全体に非常にストイックな内容。劇中はSachiko Mのサイン波のみ。対照的に幕間は大編成で。
わたしのスケジュールの関係で録音がぎりぎりになってしまい、音楽関係のメンバーがどこにも出てないので、ここで発表します。
俳優座劇場プロデュース公演
『兵器のある風景』
3月14日(日)〜22日(月) @ 六本木 俳優座
作 ジョー・ペンホール 翻訳 常田景子
演出 坂手洋二
出演 大西孝洋、中嶋しゅう、荻野目慶子、浅野雅博
美術 島次郎 照明 小笠原純 音響 小山田昭
衣装 前田文子 舞台監督 泉泰至
演出助手 宮越洋子
音楽 作曲 指揮 大友良英
演奏 Sachiko M (sine waves)
梅津和時(b-cl)
上運天淳市(cl)
木幡光圀(tp)
松本治(tb)
浜野謙太(tb)
江藤直子(p)
近藤達郎(org)
栗原正己(b)
高良久美子(marimba)
佐々木啓恵(marimba)
芳垣安洋(perc)
園尚志(perc)
間所直哉(perc)
イズポン(perc)
録音 ミックス 葛西敏彦
アシスタントエンジニア 岡本和憲
録音プロダクション協力 佐々木次彦 森恭一、篠崎誠
最先端の科学技術が世界各国の政府や軍需産業によって殺戮兵器の開発に応用され、商品として取引される―。
いまなお、多くの国々が局地戦争を繰り返し、「平和のための抑止力」という名目のもと、軍事テクノロジーの研究開発を推進している。<平和のために>政府プロジェクトの一員となった航空技術エンジニアの葛藤を描くドラマ。ぜひご期待ください。
http://www.haiyuzagekijou.co.jp/schedule/
http://www.enjoytokyo.jp/OD004Detail.html?EVENT_ID=317484