お、48歳になっちまった
人間なかなか大人になれないなあ。内臓だけは確実に中年・・・てかすこしづつ欠落していってるのに・・・。
8月3日4日はPITINNのONJO2daysです。ONJOのオリジナルメンバーでもある敬愛するベルリンのトランペッター、アクセル・ドナーを久々に迎えて、3日は小編成のオーケストラ、4日の昼は菊地成孔脱退以来本当に久々の多分これ一回きりになるであろうONJQ(クインテット)と、あとは、わたしの記憶の中でも何本かの指に入る素晴らしい演奏を数年前に聴かせてくれてくれた大蔵雅彦、アクセル・ドナー、Sachiko Mトリオを。で4日の夜は大編成のONJOを。
内容については、開場してからのお楽しみということで。昨年までのONJOとはかなり異なることもやる予定です。もちろん3日と4日のオーケストラの内容も違うものになります。
それからこの2日間に限り、入場してくださったお客さんに限り8月19日発売のONJOLive vol.2を先行発売します。ほかにも恒例レアCD安売りセールやら、特典プレゼントなんかを企画してるようなのでお楽しみに。
チケットのほう、今回は予約制ではなく前売り制にしたこともあって、まだ大丈夫です。ぜひぜひいらしてくださ〜い。
え〜日記をかけなかった10日間にあったことをざ〜〜〜〜っと。
7月某日 渋谷のNHK506スタジオにてドラマ『鬼太郎の見た玉砕〜水木しげるの戦争』の音楽録音。メンバーは梅津和時(b-cl)、高良久美子(perc,マリンバ)、芳垣安洋(perc)、松本治(tb,tuba)、栗原正己(バスリコーダー、クルムホルン、el-b)、坂本弘道(ミュージカルソウ)、えとうなおこ(ストリングスアレンジ、指揮、セレスタ)、工藤美穂(violin)、望月遼子(violin)、小原直子(viola)、井上とも子(cello)、大友良英(ac-g、指揮)。今回のは自信あります。なにしろ24テイク全て、鬼太郎やねずみ男、目玉親父や一反木綿等々わたくし直筆の妖怪の絵を描きこんだ譜面を用意したくらい力入っておりますです・・・って、こんなことに時間かけてどうするのよ・・・みたいな譜面ですが、でも、参加ミュージシャンのおかげで、いい音楽になっおります。梅津さんのバスクラが水木しげるそのもの。まあ見てやってください。8月12日夜9時から90分。はっきりと強烈な反戦ドラマです。作者たちの熱い思いはここで見れます→http://www.nhk.or.jp/nagoya/kitaro/index.html
7月某日 東京近郊の某所で中村達也、百々、tatsuとJOY HEIGHTSレコーディング。 すごい! これからら8月末にかけて何度かこのスタジオに行ってアルバム完成を目指す。ライジングサンのステージも楽しみ。
7月某日 京都の某スタジオにてオレプロデュースで鈴木祥子のコンピレーション用の作品のレコーディング。メンバーは祥子さんの歌、山本精一とオレのギターのみ。レコーディングしてる時間よりおしゃべりの時間のほうが長いくらい。
7月某日 吉祥寺GOK SOUNDにて新生ONJOのリハを兼ねたレコーディング。1曲1時間近いもの、先日の水木しげるの為につくった音楽から、これまでやってきた作品の改変版まで。今週の久々のステージは昨年までやっていたONJOとはかなり趣きを異にすると思う。幽閉者でやったこと、知的障害者達のとワークショップでの経験がONJOに流れ込んできている感じ。録音は現時点では発表するつもりはない。ただ、この新しい方向がなんなのか、ちゃんと知りたくて、みなにわがままを言って録音もしてもらうことにした。となりのスタジオで沼田順のdoubtmuisc仕切りで今堀恒雄、吉田達也のDUO録音。考えてみれば彼等とも、もう20年近い仲。顔をあわすだけでなぜか嬉しくなる。
7月某日 大津にてダンサー寺田みさこの公演「愛音」を見る。その後、YCAMの阿部一直さんの紹介で、このステージの美術を担当した美術家高嶺格さんと初顔合わせ。来年YCAMでやる展示作品でのコラボレーションをお願いする。高嶺さんの作品はもちろんだけど、その独特の人間っぷりに興味深々。この先1年間、彼との仕事、本当に楽しみだ。
7月某日 再び京都のスタジオにて鈴木祥子さんのミックス。いい! オレはすごくいいと思う。でも、こんなもの出して本当に大丈夫? 祥子さん。スタジオにはビッケも駆けつけてくれる。
7月某日 名古屋NHKにて『鬼太郎の見た玉砕〜水木しげるの戦争』のMA(映像に効果音や音楽、せりふ等の音を入れる作業)の最終チェック。それまで声以外の音がほとんどついてない映像がこの作業をへて、生き生きと立体的になって、ある意味をもちだしていく。特撮やアニメ部分はこの日はじめて見ることが出来た。この作品、いつも通して見ると、エンディングでオレはぼろぼろ泣いてしまう。映像の力ももちろんあるけど、それ以上に、水木さんの存在が、そうさせるような気がしてならない。企画がもちこまれてから半年以上。ここで初めて作品はオレの手を離れていく。みなにどう見てもらえるのか、楽しみでもあり、怖くもあり。と同時にさびしくもあり。
合間に名古屋駅裏のカフェ、ロジウラのマタハリに寄る。時々ソロをやらせてもらってるお店。2時間半の馬鹿話。帰りに『早稲田文学』の貴重なバックナンバーをいただく。店主お勧めの『川上未映子/わたくし率 イン 歯ー、または世界』を新幹線で読了。面白い。
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『ONJO 2days』新宿PITINN
8月3日(金)19:30開場、20:00開演 前売4,000 円、当日4,500 円
ONJO 大友良英(g)、カヒミ・カリィ(vo)、津上研太(as,ss)、Axel Dorner(tp)、 Sachiko M(sinewaves)、高良久美子(vib)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)
8月4日(土)14:30分開演 前売3,500 円、当日4,000 円
Trio Axel Dorner(tp)+ Sachiko M(sinewave)+ 大蔵雅彦(as,b-cl,tubus)
ONJQ:大友良英(g)、津上研太(as,ss)、アクセル・ドゥナー(tp)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)
8月4日(土)19:30開場、20:00開演 前売4,000 円、当日4,500 円
ONJO 大友良英(g)、カヒミ・カリィ(vo)、津上研太(as,ss)、Axel Dorner(tp)、大蔵雅彦(as,b-cl,tubus)、青木タイセイ(tb)、石川高(笙)、宇波拓(computa) Sachiko M(sinewaves)、高良久美子(vib)、水谷浩章(b)、芳垣安洋(ds,tp)、
問い合わせ 新宿PITINN 電話:03-3354-2024
http://www.pit-inn.com/